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     林さんちのあぐらぐち物語 2010年 長月1号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2010年  長月1号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 ハナエチゼンの稲刈りが終了、次は、ひとめぼれと、まったくお天気の心
配もなく今年は、順調に進んでいます。しかし、さすがに暑さに慣れた体も
あまりの長期間の猛暑にバテ気味です。そしてそろそろコシヒカリの刈取り
も迫って来ました。超普通じゃないコシヒカリが残ってしまうのはもったい
ないので今年も、夏季特別価格で販売します。

******* 超普通じゃないコシヒカリ夏季特別価格 *******

    新米が収穫される前に、完売しなくてはなりません、、o(^o^)o
       白米5キロ 3,200円→3,000円
       玄米10キロ5,400円→5,000円

  店頭のお客様は、メルマガ&ネットを見たと言って下さい、、m(_ _)m

 在庫メーター     空←――――――――――――――――→満
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ     ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ハナエチゼン       ■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□
ひとめぼれ       ■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□

             詳しい数字は、メルマガの最後に

2.今週の林さんち・・・・専務の判断が正解

 今から8年前に新型コンバインの登場で、林さんちの稲刈りの様子が変わり
ました。それまでの稲刈り機械のコンバインは、1日中2台で頑張らないと林
さんちの乾燥機4台全部を満タンに出来なかったのです。でも乾燥機に籾を入
れるためには、籾摺りをして出してあげないと稲刈りが出来ません。だから1
日中稲刈りをして疲れた体を引きずりながら深夜まで籾摺り残業をしたもので
した。それでも乾燥機が、空かない場合は、乾燥した籾をフレコンと呼ばれる
大きな袋に抜いて後で、籾摺りをしていました。でも、抜く手間も、もう一度
籾摺りする手間も、時間がかかり大変な作業ロスでした。

 ところが8年前、今の社長の愛機クボタAR70が登場すると1台で1日に
乾燥機3台分を刈ることが出来ました。となると、専務は、稲刈りに半日以下
の出動で済み、籾摺りに多くの時間をかけることが出来るようになりました。
おかげ様で、辛い深夜残業の籾摺りも、途中でフレコンで抜くこともなくなり
明るい日中に籾摺り作業が出来るようになりました。それまでは、稲刈りが済
んだのに、フレコンで籾を抜いて籾摺りが後回しになったお客様は、新米を長
い間お預けということもありましたが、今では、すぐにお渡しできるようにな
ったのです。それまでは、籾摺り待ちのフレコンでライスセンターが、身動き
が取れないような状態になっていましたが、今では、ガラガラ状態です。

 こうなると、作業時間の短縮、作業環境の向上、体力の温存、とどんどん相
乗効果で良くなって行きます。今までは、高い農機具を買っても、なかなかこ
ういう副次的な効果を実感することが無かったのですが、この新型コンバイン
に関しては、良い効果を得られました。そして今年、専務用に新型コンバイン
ER467を購入しましたが、今までの5条刈りと違い4条刈りなのです。当
然4条より5条の方が、大きくて能力も高いのですが、専務がどうしても4条
が欲しいということで決めました。

 最近の4条は能力が高くて5条並みの性能がある。市街地では、軽量コンパ
クトな4条の方が良い。価格が5条に比べ安い。5条より機械的にシンプルで
ある。と言った理由からでした。私は、どっちかというと大型マシンを好む傾
向にあるので「やっぱ男は5条でしょう!」と譲らなかったのですが、5条刈
りのお見積もりを見て仰天!8年前と違いとても買えるような金額では、あり
ませんでした。う〜ん、確かに専務のいうことも一理あるかもしれないなと思
い購入に至ったのです。それでも4条刈りは、刈取り部が小さいので、ボディ
ーが右側にはみ出ます。市街地向きと言いながら、そうなると住宅の壁際の稲
は、刈れない事態が起きるのではないかと危惧していました。もしそうなった
ら、やはり私の5条刈りAR70を出して来て「やっぱ5条やろ〜」と言いな
がら稲刈りをするつもりでした。

 ところが、専務の予想どおり市街地では、軽量コンパクトなボディーが効を
奏し実に快適。危惧された壁際もなんとか刈取り部を広げて対応出来ました。
おかげで4条と言いながらも、時々5条刈りも出来るので、私の5条と遜色な
いか、それ以上の働きぶりです。こうなると社長の愛機AR70は、ガレージ
待ちが多くなって来ました。専務は、籾摺り担当なので、私が午前中ER46
7、午後からAR70。場合によっては、稲刈りが早く終わるイコール籾摺り
も早く終わるので、午後には、専務が稲刈り、私は稲刈り作業から開放される
という日もあります。となると、余剰のバイト君を帰し経費削減です。今回は、
専務の判断が正しかったようですね、、\(_ _)

           ↓そんな林さんちのお米はこちら↓
         http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

3、日本一JAとフレンドリーな農業法人?

 今年、JAさんの協力で早期の土壌調査を行います。林さんちの決算は、8
月31日が期末、つまり今日が期首にあたります。仮決算をしてみても、なか
なか厳しいのが現実です。特に農業資材費の値上げ、その中でも数年前から続
く肥料費の高騰が痛かった。それでも、JAさんの提案でいろいろな手を打っ
て最小限の痛手に抑えて来ました。今回のそのターゲットは、10月に散布す
る土作り資材です。お恥ずかしいことに「土作り」なんていう言葉すら知らな
かった林さんちです。土作りのためには、資材を投入しなくてはならないと教
えられたのは、今から15、6年前です。

 いろいろと勉強をして行くうちに、経営を圧迫している経費の一つに農薬費
があることに気づきました。その頃、すでに有機栽培を手がける農家もいまし
たが、それは私にすれば遠い国の話です。それでも、年間400万円も農薬を
撒きながらも、収量も安定せず、経営も低空飛行を続ける現状をなんとかした
くて、農家の仲間達と土作りの先生と呼ばれる方に教えを仰いだのです。その
時、有機栽培とはいかなくてもせめて「ケイ酸分」を撒いて農薬を減らしなさ
いと言われました。ケイ酸は、いわゆるガラス質で、これが不足すると稲が柔
らかくなって虫や病気に弱くなるというのです。

 しかし最初は、そんなすぐに効果が目に見えるわけでない土作り資材にお金
をかけられず、一番安いケイ酸資材を買って、しかも全部に散布したわけでな
く今の普通じゃないコシヒカリの田んぼにだけ撒きました。撒く量もケチって
規定量より少なく撒いたのです。この頃から、JAでも土作り資材散布を奨励
するようになり、早期予約、大口予約等々で、資材の単価を下げてくれてその
分、少しづつ高価な資材に切り替えて行き、10年ほど前からは、全ての田ん
ぼに撒けるようになりました。土作り資材を買えるような経営になったと同時
に、高価な資材は、散布量も少なくて済むので、時間的に冬が来る前の散布が
可能になったのです。

 何事も「貧すれば鈍す」負のスパイラルに落ち込むとなかなか脱出出来ませ
んが、ちょっとしたキッカケで、上昇のスパイラルに入ると良い方向へどんど
ん動いて行きます。土作りで稲が良くなり、農薬費が激減、安全性が高まる、
お米が売れる、経営が良くなる、さらに良い土作り資材を買うという相乗効果
を生み出したのです。それでも、今回、JAさんからの提案は、今まで十分土
作りをして来た貯金があるはず。その分を少し減らした資材を撒いて経費を削
減したらどうかということです。そのためには、土壌調査が必須ですが、この
調査サンプルが秋になると大量に検査機関に押し寄せてしまい結果が出るのが
来年!ということが多いのです。そこでJAさんが、稲刈りで忙しい林さんち
を助けてくれることになったのです。検査機関が暇な今が勝負です!でも、も
しかして林さんちは、日本一JAとフレンドリーな農業法人じゃないかな?

林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

            平成21年度       新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 78袋/360袋 21%    9月25日
普通じゃないコシヒカリ 74袋/490袋 15%    9月15日
普通のコシヒカリ     40袋/647袋 6%    9月15日
ハナエチゼン      225袋/245袋 91%   8月25日
ひとめぼれ        30袋/231袋 13%   9月 8日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。

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