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     林さんちのあぐらぐち物語 2010年 神無月3号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2010年  神無月3号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 この時期は、作業が錯綜します。大豆収穫、土作り、餅加工。それに加え
子供達の稲刈り脱穀、農業関係のイベントやお祭り。スタッフの配置が毎日
変わるので大変です。そして事務所では、小作料支払いの計算、祝い餅のチ
ラシの準備、新パンフレットの撮影の準備とこっちも脳みそ全開中。実は、
稲刈り中が一番気楽だったりします。

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2.今週の林さんち・・・・伝統という名の雰囲気

 子供達の稲刈りと脱穀が進んでいます。今年の稲刈りは、一つの幼稚園が雨
の中の強行でしたが他は、好天に恵まれて順調に行いました。でも幼稚園4園
と小学校1校の方法がまったく違うので、そのすり合わせが大変なんです。ま
ず一つ目の幼稚園の稲刈りは、園バスで子供、自家用車で保護者が来ます。し
かし保護者は、金沢市内から来るので迷うこともしばしば。仕方ないので林さ
んちの店に集合してしまい一帯は大渋滞で青くなったこともあります。そして
稲を運ぶのは、園所有のワンボックスカーが来ます。ところが、この肝心のワ
ンボックスカーが道に迷うことがあり稲刈りが遅れたことが数回ありました。
今では、しっかり道案内してもらいスムーズに集まります。

 次は、姉妹幼稚園で2園合同で行います。子供は、園バスですが、一つの園
は、数十キロ離れた金沢市郊外の町から来るので貸切バスで来ます。そしても
う一つの園の保護者は、自家用車で集合するのですが、保護者の数が多くて田
んぼの周りは、車で大渋滞。田植えの時は、パトカーが来て注意されてしまい
ました。2園分の田んぼなので刈取り面積も多いのですが、人数が150人以
上なので、あっという間に終わります。しかし稲を運ぶためには、林さんちの
3トントラックをお貸ししています。

 次の幼稚園は、土曜日の休園日に米作りの予定を入れています。先生は、休
日出勤で大変ですが、保護者は、休みの日なので参加しやすいというメリット
があります。だから園バスではなくて、各自、自家用車で田んぼに集合します。
稲を運ぶために、園でどこかから軽トラックを借りて来ます。ここの幼稚園は、
まだ林さんちの稲刈り経験は、浅くて今年で2年目です。3年前に、縁があっ
てバケツ稲を作って頑張ったのですが、昨年からやはり実際に稲を作りたいと
いうことで加わりました。しかし金沢市のど真ん中の幼稚園で、保護者もマン
ション住まいの県外出身者が多くて、完全に米作りは初体験です。だから作業
は、お上品に進むのですが、感動は、大きいようです。

 最後は、小学校5年生。私が、稲作体験学習を取り組んだキッカケとなった
小学校ですが、一番エネルギーを消耗します。すでに自我に目覚めた子供達は、
すぐに暴走をし始めるので大変です。そこで数年前から、朝イチに稲を運ぶた
めに林さんちの3トントラックを横付けして、子供達が来る前に保護者を集め
て稲刈り指導を行うようにしました。3株、3株づつ刈ってバッテンに置いて
合計6株にする。それをワラで縛って行く作業を、予め保護者に、しっかり指
導しておきます。なにせ100名を越す子供達は、なかなか私の話しを聞いて
くれません。でも保護者に、予め教えておくと、私の指導で抜けたところも埋
めてくれるのです。

 でも最初の頃は、先生や保護者と上手く連携できずに、田んぼで待てど暮ら
せど保護者が集まらない。なんと「お知らせ」に集合場所が、学校玄関と書か
れていました。そして刈った稲を稲架(はさ)干ししようとトラックで、学校
に入ろうとしたら、柵に鍵がかかっていて、なんとか入ったら今度は、ベラン
ダに続く非常階段の鍵が開いていなくて、150人が、開錠するまで待ちぼう
けということがありました。今では、「お知らせ」を予めメールで見せてもら
って校正したうえで、配っています。

 幼稚園も、小学校も、何一つ同じところは、ありません。どこもまったく雰
囲気が違います。さらに毎年、園児や児童そして保護者の様子も違います。そ
れだけ人というのは、多様でその組み合わせで、雰囲気が決まるんだなと感じ
ます。その雰囲気に、林さんちも合わせながら、しかし肝心なところは、キッ
チリと押さえていくことが大切です。でも最初の数年は、大変ですが保護者が
二人目の子供が入る頃になると、実に上手く回り始めて伝統という名の素晴ら
しい雰囲気が出来上がります。今年も、また一つ伝統が増えたことでしょう!

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3、補助金もらうなら税金払えの看板を下ろすか?

 林さんちの決算が出ました。売上8千6百万円、昨年より4百万円の売上減
でした。しかし当期純利益は、6百万円で、4百万円増。見た目は、「減収増
益」という不景気の時代に経営者が目指す経営の形になりました。しかし決算
書というのは、経営者が思い描く形にいかようにも変えれるというのも事実で
す。実は、昨年の経常利益は、今年より逆に400万円多かったのですが、そ
うなると純利益で1千万円を超してしまいます。そうなると税理士さんも黙っ
ていません。なんとかしないと税金の支払いが適正額を超えるということで、
使ったウルトラFが『エネ革税制』という太陽発電等のエコエネルギーへの経
費を一発で落とせるという法律。これを一発使用して、ソーラーパネル代の約
8百万円を経常利益から落としました。

 つまり帳尻を合わせていても、売上減の事実は、絶対に残っているわけです。
この売上減の原因は、昨年の祝い餅の不調からでした。リーマンショックに突
入時にちょうどドンピシャで例年の半分以下の受注でした。こういう昔ながら
の行事にお金をかけなくなったということでしょうか。その売上の減少を最後
までリカバリー出来ずに来てしまったいうことです。その反省から、何か新商
品を出さないといけないと考えて米粉パン製造を考えるも断念、米粉は、なん
とか販売していますが、私の売り方がイマイチで未だに鳴かず飛ばず。次は、
焼きカキモチの販売をしようとしますが、機械を買ったのは、つい最近です。
「念ずれば花開く」が座右の銘の私なので、まだまだ思いが足りないのが結果
として出ています。

 その原因は、やはり消防活動に力を入れ過ぎということは、認めたくないで
すが、これまた本当のようだと最近気づいています。そんな不甲斐ない社長の
経営ですが、決算に関しては、ウルトラFを連発しています。今期の決算時に
税務署さんから、林さんちの消費税は、「簡易課税」ですよと指摘を受けまし
た。というのは、決算期を変えた時に、売上が5千万円を下回りました。する
と簡易課税方式といって計算方法が変わって消費税の支払いが少なくなるので
す。当たり前のことですが最近は、消費税の計算をまともに5%で計算してい
るので、相当の金額になります。これには、少々ビックリしましたが、指摘な
ので素直に従いました。その他、製造に関する機械投資への、なんちゃら控除
で300万円、決算期変更で生じた赤字の持ち越しで、結局、支払った税金は
100万円を切りました。決算期の変更で恩恵をこうむるのは、それまでの黒
字がないといけないので、その時のご褒美かもしれませんが。

 「黒字を出して税金を払う」と声高く言っている割には、あまりにもショボ
イ結果です。しかも「補助金もらうなら税金払え」とまで言っているのに、最
近は、いろいろな補助金の額が税金の支払い額を上回っています。さらに戸別
所得補償までもらったら看板を下げないといけません。今年の決算は、少々自
虐的な結果になってしまいましたが、これで浮いたキャッシュフローは、とて
も助かるのは事実です。ここ5年は、工場建設、増改築、コンバインの借金の
返済が重なるので、11月末に毎年700万円を超える返済があります。果た
してこれに耐えていけるかどうかが勝負になって来ます。

 今年は、豊作というデマと、戸別所得補償ショックによる米価の下落という
さらに厳しい状況になっていますが、近江町市場のアンテナショップに出店し
ている元気な農家の仲間達に刺激を受けながら新商品をどんどん開発して行っ
てこの状況を打破したいと思っています。あ〜でもその前に、全国消防操法大
会で良い成績を上げないことには、前に進めません、、( ̄○ ̄;) 11月12
日の大会終了と同時に、年末商戦に突入します。今年の新しいパンフレットも
力が入っていますのでご期待ください。

林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

            平成22年産       新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 320袋/365袋 88%   9月27日       
普通じゃないコシヒカリ 421袋/490袋 86%   9月10日  
普通のコシヒカリ     495袋/647袋 76% 9月10日
ハナエチゼン      201袋/245袋 82%  8月25日
ひとめぼれ        211袋/245袋 86%  9月 8日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。

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