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林さんちのあぐらぐち物語 2010年 神無月4号
http://www.hayashisanchi.co.jp
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このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2010年 神無月4号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
好天が続いていましたが、予想どおり時雨れて来ました、おまけに寒い!
夏から秋を飛ばして冬になったようです。しかし林さんちは、新パンフレッ
トの撮影も敢行、餅つきもほぼ毎日するようになって、ますます熱くなって
います。社長は、その移り変わりのスピードに追いつけないのが現状になっ
て来ました。もっと回転を上げないと、、o(^o^)o
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2.今週の林さんち・・・・一発撮りにこだわる
林さんちの新パンフレットの撮影が、10月23日に行われました。22日
が、撮影予定日だったのですが、予備日の23日になりました。原因は、お天
気、朝の7時に富山に住むデザイナーさんから、こっちは、雨、そっちも青空
が望めないので中止にしますという連絡ありした。なんと言っても、屋外撮影
がメインの林さんちの撮影なので、青空は必須です。これまでも、青空には苦
労しました。夏の間、いやになるほどの青空があったのですが、なぜか撮影は、
晩秋のこの時期になってしまいます。デザイナーさんとは、今回こそは、早く
しようと約束しているのですが、なかなか、、( ̄○ ̄;)
そして毎回、青空とお日様待ちの撮影になってしまいます。でもそうなると
一度、決めた立ち位置とポーズで、じ〜〜っと待つこともしばしば。でも今回
は、23日は、絶対に晴れの予報だったので満を持しての順延でした。そして
迎えた撮影当日は、見事な晴れ!さっそくお天気のご機嫌の良いうちに、田ん
ぼへ、コンバインを積んで、スタッフ、カメラマン、デザイナーの軍団で出か
けました。撮影場所は、以前と同じところだったので、今回は、一発で行けま
したが、前回は、一度セットした挙句に「イオン」の看板が写ることが判明し
て移動したりで大変でした。使用するレンズが、特殊な魚眼レンズなので思わ
ぬ所まで写るのです。
そしてデザイナーさんの絵コンテどおり、スタッフは黙ってポーズをとりま
す。デザイナーさんは、「さすが林さんち、デザイナーの意図を良く理解して
いる」と勘違いしているようですが、実は、みんな耐え忍んでいます。特に年
配のスタッフは、いやいや参加しているのが見え見えで、油断するとすぐに、
どこかへ行ってしまうので要注意です。スタッフには、「これは、仕事である。
パンフレットが出来ないと売れない、デザイナーの言うことを聞くように!」
と噛んで含むように言ってあります。しかし、人間、慣れというのは恐ろしい
もので、段々、デザイナーの無理難題にも順応して来ました。
そして絵コンテは、あると言えども、このポーズが一体どんな風になるのか
は、実際に出来上がってみないと分からない部分も多いのです。ロゴや説明文
を入れるスペースも考えてのアングルとポーズなので、非常に微妙な調整が必
要です。しかし、コンバインとスタッフ7名の立ち位置とポーズをピッタリそ
れにはめるのは、実に難しい。少しづつ立ち位置を変えて、今度は、顔の位置
や傾きを動かすのですが、誰か一人を決めているうちに、動いてしまったりで
なかなか全員がピタリと決まりません。しかも、モデルに慣れていないスタッ
フは、「少し右を向いてください」という指示にデザイナーの方を振り返って
しまって、もう一度やり直しが多発、、(-_-#) いい加減、こっちもじっとし
ていて足腰が痺れて来ていて、ちゃんとしろよ〜!と現場の雰囲気も険悪な方
向に行きがちです。
そしてデザイナーさんが、カメラをのぞき、ようやくOKが出てシャッター
を押すのですが「ハ〜イ!笑って〜!顔が硬いですよ〜〜!」と言われても、
散々、待たされて固まった表情は、柔らかくなりません。それでも無理やり引
きつった笑いをして、さぁ〜これからと思いきや、私が振っていたマトイのヒ
ラヒラがイマイチということで、風待ちに。それでも、なんとかテーク3〜5
回で、デザイナーさんがなんとか満足。「ハイ!ご苦労様」と言う言葉で、全
員、脱力状態です。とにかくデジタル合成全盛期に、「一発撮り」にこだわる
ので体力勝負になります。以前は、猫待ちという撮影もありました。
しかし人間中心の撮影を終了しても、今度は、ブツ撮りがあります。デザイ
ナーさんの絵コンテを見ながら並べるのですが、現実的には、そうならない部
分もあって、それをなんとか知恵を出しながら、あ〜でもないこ〜でもないと
セッティングして行きます。今回は、フォークリフト2台とパレットを使用し
ての撮影だったので、スタッフ一同、重いパレットをあっちにやったりこっち
にやったり。しかも商品は、真空精米なので、実にデリケート、手荒に扱った
ら空気が漏れるので、なおかつ慎重に慎重に。そしてようやく撮影となってよ
く見ると、袋の皺やラベルの位置がイマイチの商品を発見して、またまた倉庫
へ取りに行って入れ替えたりと、なかなか決まりません。そしてようやくシャ
ッターが押されるまで2時間近くかかります。
その後、さらに何時間もかかって細かい商品撮影を、妻とデザイナー、カメ
ラマンさんで行いますが、その頃になると私は、すでにダウン。彼らの実に粘
り強い仕事振りには、感銘を受けます。なにごとも、モノ作りには、時間と労
力が必要だなと感じます。そんな林さんち渾身の新パンフレットを、ぜひお楽
しみに!
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3、世界は、戸別所得補償の時代へ突入
先日、アグリファンドの勉強会で、NHKの解説委員の合瀬宏毅氏の講演を
聴きました。テーマは、『戸別所得補償の時代へ』仕事が煮詰まっているので
パスしようかとも思いましたが、内容が内容なだけに頑張って出かけました。
きっと、戸別所得補償推進の話しだろうから、戸別所得補償反対論者の私が言
って一言ガツンと言ってやらねばならないとも、思ったのです。しかし、いき
なり、WTO、ETP、FTP、TTPと言った、なにやら暗号文のような話
しが出て来ました。
とんとそんなことに疎い私ですが、どれも貿易に関する協定のことだとは知
っていました。今は、WTO「世界貿易機関」のように、世界的に関税を無く
そうというのではなくて、ETP「経済変革プログラム」FTP「自由貿易協
定」は、各国同士で独自に協定を結んでいくことが進んでいます。日本も、各
国と協定を結んで、関税を無くし自由貿易化を進めていますが、どちらかとい
うと、EUやアメリカ合衆国といった大きな国とは、未だ協定を結んでいませ
ん。そして今、一番の問題が、TTP「環太平洋戦略的経済パートナーシップ
協定」と言って環太平洋の貿易の協定です。環太平洋というと当然、オースト
ラリア、アメリカ合衆国、カナダと言った主要国も入っています。
お隣の韓国では、貿易立国を目指し、大胆な国内農業政策を施しながらEU
や主要国とFTPを結んでいます。そのため工業製品の輸出に関して、日本は、
大きく差がつき始めています。今回、TTPに日本が名乗りを挙げないと、も
う世界から貿易に関して相手にされなくなりジリ貧になるのは、誰の目にも明
らかな状況なのです。だからニュースで、TTP加盟に向けて緊急の全閣僚を
集めて閣議を開いたと報道されていますが、政府としても、かなり崖っぷちに
追い詰められているのが現状です。
自由貿易となると、農産物も例外ではありません。お米だけを、聖域で守る
と言ったわがままが、世界に通りません。そこでEU主要国で行われているの
が戸別所得補償なのです。民主党のばら撒き政策と揶揄されていますが、こう
やって道筋を立てて、穏やかに解説されると、納得せざるを得ないというのが
事実でした。フランスでは、農業所得の半分から8割が、政府からの所得補償
で経営されていました。先進国での農業は、他の発展途上国の農業のことを考
えると、農産物価格が低くなり農業所得も落ちてしまいます。しかし、どの国
も農業を自国から無くすのは、絶対に出来ないと考えています。それは、国土
の保全、環境、そして安全保障の点からです。そのための経費として、戸別所
得補償が、国民に納得されるように対策を打っているのです。
しかし、しかしですよ。自分の稼いだお金がわずかで、多くが国からのお金
だとすると、果たしてそれで人間は、納得するのだろうか?と自問自答してし
まいます。それならかつてのソビエト連邦のような国営農場で良いことになっ
てしまいます。これからは、農地は、国が管理し、農作業は、公務員で行うと
言った方法になるかもしれません。しかし国営農場は、経営破たんしていたこ
とを思うと、それではやっていけないのも目に見えています。自分で作った農
産物を美味しく食べてもらうワクワク感のない、ただの義務感で農産物を作る
なんて私は、出来ません。
でもTTPには、入って欲しいし、でも戸別所得補償に世話になるのもいや
だし。でも今、我々農業者がしなくては、ならないのは、より美味しい農産物
付加価値の高い農産物を作って、経営を安定させ、所得補償以上に税金を払い
そして貿易自由化の波に乗って農産物の輸出することだと感じました。たった
今一生懸命している全ての仕事が、それに通じていると信じています。まずは、
頑張ってこの年末、お餅を売らなきゃ、、o(^o^)o
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平成22年産 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 315袋/365袋 88% 9月27日
普通じゃないコシヒカリ 410袋/490袋 86% 9月10日
普通のコシヒカリ 487袋/647袋 76% 9月10日
ハナエチゼン 200袋/245袋 82% 8月25日
ひとめぼれ 211袋/245袋 86% 9月 8日
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
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