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     林さんちのあぐらぐち物語 2011年 新春号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2011年   新春号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 2011年、今年も林さんちをよろしくお願いします。うさぎ年ということ
で跳ねたいところですが、跳ねるには、新しいアイデアが必要になって来たと
感じています。そのための仕込みをして来た昨年でしたが、まだまだ足りない
とも感じています。そして社内的にも個人的にも、動きのある年でもあります。
それらが上手く機能しスムーズに移行できることを願っての新春です。

************  新HPオープン!  *********
          http://www.hayashisanchi.jp/

在庫メーター     空←――――――――――――――――→満
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■■■■■■■■■■■□□□□□□
普通のコシヒカリ     ■■■■■■■■■■■■■□□□□□□□
ハナエチゼン       ■■■■■■■■■■■■■■■□□□□□
ひとめぼれ      ■■■■■■■■■■■■■■□□□□□□

             詳しい数字は、メルマガの最後に

2.今週の林さんち・・・・真のお笑い系であるために

 さすがの林さんちも飛ぶ鳥を落とす勢いは、一昨年以来なくて総じてマイナ
ス成長です。年末商戦も前年比マイナス1.6%減の売上でした。ネット通販
にしても数年前の売上に逆戻り。それでもなんとか利益を上げているのは、経
営上の必殺技を繰り出しているからです。しかしこのままジリジリと引きずら
れていたのでは、良くありません。どうも最近では、ネット通販をする農家も
増えて同じパイをみんなで食べているような気がします。それは、スーパーも
同じで店舗数が、以前に比べても相当多いと感じます。野々市町の人口が増え
ているとは言え、それ以上に多いのではないでしょうか。

 なんとかする方法としては、新しいHPhttp://www.hayashisanchi.jp/で、
新しいお客様をつかむ。商品アイテムを増やす。取引先を増やす。お米の作付
け面積を増やす。これらを複合的に組み合わせて行くことで、収益を上げて行
きたいと考えています。昨年、近江町市場のアンテナショップ「風土金澤」に
参加させてもらい非常に苦労して来ました。でも結局、年末商戦で助かったの
は、風土金澤のおかげでした。取引店舗数が増えれば、売上が増えるという単
純な方程式を嫌というほど気づかされました。

 お米の作付け面積を増やせば売上が伸びるかと言うとそう単純ではありませ
ん。機械装備と人員に対し適正面積があり、現在の田植え機2台、トラクター
2台、コンバイン2台の2チーム体制での作付け面積が35ヘクタール。この
数字もかなり限界に近い数字です。しかし田植え機、トラクター、コンバイン
が、1台づつ新品になるので機械の能力的には、もう少し伸ばせるかもしれま
せん。人員も、餅つきのバイトからスカウトして1名、正社員として雇用しま
す。その分、年配の社員がパートへ、研修生が1名3月から地元に帰ります。
能力的には、昨年の新入社員もスキルを上げて来たので、もう少しいけるかも
しれません。

 しかし作付け面積の能力100%ではなく、誤って101%にしたとしても
そのダメージは、相当大きなものになります。田植えにしても100枚植えた
として天候や機械人員の関係で1枚植え残しが出ると、天候回復や機械の修理
人員の手配で何日も費やすことになります。その遅れが、後々響いて経費の増
大しいては、無理して怪我でもしたら大変です。だから作付け面積を増やすこ
とは、非常にデリケートな判断になります。そのギリギリの選択が、3月の春
作業開始まで続きます。

 まあいろいろ書きましたが、会計士さんに言わすと、この不況の最中に何を
贅沢言っているんですかとなるようです。でも経営者は、口が裂けても収益の
悪さを不況のせいにしてはいけません。お笑い系百姓が、お笑い系である所以
は、収益があってちゃんと社員が給料そして賞与をもらえてこそのお笑い系で
す。減俸で、我慢していたのでは、いくら楽しい社風でも笑えなくなります。
2011年も真のお笑い系たらんと、日々努力して行きますので、応援よろし
くお願いします!

           ↓そんな林さんちのお米はこちら↓
         http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

3、林さんちの鏡もち全国デビュー

 年末の超繁忙期に一本の電話が、かかってきました。それは日本テレビさん
からで、お正月の生特番でAKB48が鏡餅でリレーをするので売ってくださ
いというものでした。まあ文字で書けば一行で済みますが、スタッフが最初聞
いた時は、ちんぷんかんぷんでした。あまりにも意味不明だったし、危険な匂
いがしたので1回目は、お断りしました。しかし2回目も電話がかかって来て
今度は、私が、いろいろと説明してなぜ危険かを説明しました。ちなみにAK
B48は、「エーケービーフォーティエイト」秋葉原の専用劇場がありそこか
ら活躍している若い女の子のグループです。

 鏡餅をリレーで使いたいが、ビニルが照明で光るので剥がして使用する、と
言うのです。まず林さんちの鏡餅は、ビニルで包まれていますが、真空包装で
はない。しかもビニルを剥がすと短時間でヒビ割れます。その割れ方が、あま
りにも悲惨なバラバラになるので、絶対に無理と説明しました。それでも諦め
ないので超繁忙期でもありメールでやり取りしましょうと電話を切りました。
メールでもいろいろと説明しましたが、どうしても林さんちの鏡餅を使用した
いということになりました。それなら仕方ない、腹をくくって送るしかないと
いうことで、2升鏡餅を3重ねをスタジオに送りました。

 数年前、地元テレビ局で、やはり林さんちの鏡餅を取材してもらってスタジ
オに現物を持って行ってもらいました。その時、良く注意していなくてスタッ
フの方がビニルを剥がしたようです。生番組放送中に、見る見る割れて行くの
が分かりました。スタジオのライトが熱いので、なおさら加速しているようで
した。その時は、とにかく早く終わってくれと一心に願っていました。あの環
境で割れないようにするためには、最初からビニルをかけずにしっかり固めて
から持って行けば良かったのです。しかしそれも、番組時間内のことで1時間
もすれば、表面が割れて来ます。でも東京に送るとなると、結局ビニルをかけ
ずに送っても結果は、同じで配送中に割れてしまいます。

 AKBに鏡餅を送ると若いバイト達に言うと大喜びで、異常に盛り上がって
いました。私は、逆にヤバイ匂いがプンプンするので、あまり期待するなよと
抑えるのに躍起でした。そして元旦のお昼にその番組が始まりました。お正月
からそんな若い子の番組を観ることはないのですが、今回は、ドキドキして観
ていました。番組が始まってようやく事態が飲み込めました。AKBがA組、
K組、B組の3チームに分かれていろんな競技をして行く中に「着ぐるみ」「
三輪車」「苦いお茶」「鏡餅を運びながら足ツボコース走破」「坂道ほふく前
進」の各種課題をクリヤするリレー競技がありました。

 そしてそのリレー競技の説明シーンで、林さんちの鏡餅が3つ映った瞬間!
血が逆流して真っ青になりました。右端の1つに明らかにカビの斑点が見えた
のです。幸いなことにビニルは、剥がさずに置いてありましたが、そのことば
かり気にして保存場所についての注意を怠ったのです。リハーサルがあるのか
発送の時期がかなり早くて元旦までは1週間ほどありました。保存は、冷暗場
所にと表示にはありますが、普通は、そんなところは読みません。防腐剤や真
空包装全盛期で「腐る」「カビる」なんて知らない人ばかりです。スタジオの
暖かい部屋に置いてあったのかもしれません。

 そしてリレー本番になりましたが、カビの部分が大映しにならないように、
ひたすら祈るだけでした。幸い運んでいる際、カビていない面がカメラに向い
ていたので助かりました。しかし林家のテレビは、25インチのブラウン管な
ので大画面ハイビジョンで観たら見えていたかもしれません。そう想像しただ
けで胃が痛くなりました。息子の友人達に、聞いてもらったら誰もカビのこと
に気づいていませんでした。というか餅の存在すら気にしていなくて皆AKB
を観ていたようで、とりあえずは、ホッとしました。次回は、テレビ用の鏡餅
を売る時は、よ〜く注意して送ります。しかし、東京にも餅屋さんがあるはず
なのに、なぜ番組スタッフの方が、林さんちの鏡餅にこだわったのかは、永遠
の謎です。

林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

            平成22年産       新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 249袋/365袋 68%  9月27日
普通じゃないコシヒカリ 354袋/490袋 72%  9月10日
普通のコシヒカリ     412袋/647袋 64% 9月10日
ハナエチゼン 179袋/245袋 73% 8月25日
ひとめぼれ   172袋/245袋 70% 9月 8日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。

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