23世紀型お笑い系百姓を目指す林さんちのメルマガ。毎週水曜日発行。
 種まき苗出しとどんどん育苗ハウスに苗が並んでいます。油断のならない毎日の苗管理が始まります。荒起しも好天に恵まれて順調に進んでいます。そして田んぼに入水して次は、代掻きが始まります。田植えに向けて一気に作業が進みます。

音声SNS スタンドFM 油断大敵の育苗作業
https://stand.fm/episodes/60723d5199bb37fbebebb810

  在庫メーター     空←―――――――満 
宇宙米          ■■■■■□□□□□
女王さまミルキークィーン ■■■■□□□□□□
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■□□□□□□
普通のコシヒカリ     ■■■■■□□□□□
普通にミルキークィーン  ■■■■□□□□□□
ハナエチゼン       ■■■■□□□□□□
ひとめぼれ        ■■■■■□□□□□

詳しい数字は、メルマガの最後

1.今週の林さんち・・・人海作戦で高速苗出し

 4月3日の1回目の苗出しで私の段取りミスでバイトさんを手配出来ずに少人数でやるはめになりました。しかもその日は、暑い日で大変でした。2回目の苗出しは、幸いバイトさんも多く来てくれて高速で出来ました。最近の苗出しは、苗並べ機という便利な機械があってずいぶん楽になっています。しかし林さんちのハウスの設計は古くて幅が狭い。苗並べ機で並べると6列しか並びません。横に8列並べないとさすがに全部入り切らないので使えません。そこで人海作戦で出来るかどうかにかかって来るのです。でも今年は、種まきの苗箱数を減らしたのでさらに苗出しが早く終わりました。そしてその勢いで3回目の種まきをしたらなんと午前中で終わりました。おかげで午後は、春先のこの時期に貴重な時間を捻出して他の作業が出来ました。

快挙!午前中で終わった・2回目の苗出しと3回目の種まき・2021
https://youtu.be/4GgWv13GF8c

 4回目の種まきは、自然栽培米、紙マルチ栽培による無農薬米なので種子消毒を温湯消毒します。温湯消毒とは、60℃のお湯に10分間浸ける方法です。ただし時間と手間が掛かるので林さんちでは、4回目の種子消毒でしかやっていません。これにより発芽阻害物質アブシジン酸が無効化されると同時にいろんな病気の菌も殺菌出来ます。ところが10分タイマーで浸けると前後の作業で10分をオーバーします。そこで林さんちでは、8分にタイマーをセットして行います。諸先輩方から冷却し切らずに発芽障害が出たという怖い話も聞きます。お湯から揚げてしっかり水の中で揉み洗いしてもなかなか芯まで冷えないのでこの方法が安全です。

余熱に注意!温湯消毒・紙マルチロール142本到着・2021
https://youtu.be/GeJqlk_jA_Y

 3回目の苗出しは、特に苗箱数が少なかったのであっという間に終わりました。そこで次は、自然栽培「林さんちの宇宙米」の苗箱への床土詰めをしました。「林さんちの宇宙米」の床土は、特別製です。1月に籾殻と米糠を発酵させて作ったボカシと籾殻燻炭と無肥料培土を1:1:1でブレンドして作ります。でも種まき機の床土入れ機では、入れることが出来ないので床土入れ用のゲージという道具で人力で詰めます。でもこれが結構大変です。昔は、こんな風に全部人力で詰めていた時代もあったので今は、本当に楽になったと実感します。

人海作戦で超高速苗出し・自然栽培米の床土詰め・2021
https://youtu.be/4MeoHFaZnu0

冬型で寒いのに日差し強くて苗管理要注意・普通じゃないコシヒカリ荒起し中・2021
https://youtu.be/yM3dn8r2jA8

2、最近の農業機械は、環境型ですが複雑

 林さんちには、3台のトラクターが稼働しています。平成15年製のKL41、平成23年製のKL3950、平成30年製のSL41です。KLシリーズは、構造的にも操作的にもほとんど同じです。ところがSL41は、まったく構造が違います。簡単に言えば車のマニュアル車とオートマ車の違いです。専門的には、「デュアルドライブトランスミッション」と呼ばれるミッションを搭載していてギヤが自動で変速します。だからオートマ車と同じでクラッチを踏まなくても乗れます。ところがオートマ車ですけどクラッチペダルが付いてるので私のような昭和の機械しか乗ったことが無い人間は、踏まなくて良いクラッチを踏んでしまいます。じゃあなんで付いてるんだ?と思ったら取説で一部の変速では、踏んでくださいと書いてありました。

 ところがトラクターには、必ず付いてる左右ブレーキがほぼ使えないような厳重なロックが掛かっています。トラクターの後輪ブレーキは、左右別々に踏んで小回り出来るようになっています。ところが最近のトラクターは、ハンドル切るだけで自動的に片側の後輪ブレーキが掛かりアウト側のフロントタイヤが高速で回転してクルリと回る「倍速ターン」が装備されています。だからほとんど使わないのですがたまに後部の作業機を畦際に寄せたいと思った時に、軽く片側ブレーキを踏むと斜めに走るのに使っていました。ところがこの左右ブレーキは、道路を走る時は、連結ロックしないといけません。もし忘れて急ブレーキ踏むと転倒します。でも私は、この連結ロックを良く忘れて何度もヒヤッとしたことあります。そしてこのロック忘れで多くのトラクター事故が発生し死亡者が出ています。

 だからかなのかSL41には、厳重なロックが掛かっているのだと思います。でもここまで複雑な構造のロックを付けてまで左右ブレーキは、必要なの?と思ってしまいます。ちなみにロックを解除しても片側ブレーキを踏む時は、左足で解除ペダルを踏みながら踏む必要があるので両足を使うことになります。おそらくそのうちクラッチペダルと左右ブレーキは、トラクターから消える運命にあるんでしょうね。まあクラッチとブレーキだけでもずいぶん違うのにエンジンにいろんなモノが付いています。一番目立つのが「ディーゼル微粒子除去装置・DPF」です。これで廃塵を燃やして綺麗にする装置です。でもおかげで専用オイルが必要になってさらに燃費も悪くなります。多くの農業者からは、不評ですが今のディーゼルエンジンを使った乗り物や機械には、必ず付いています。さらにもっと大きいトラクターには、アドブルーと言われる尿素を添加して燃焼させて窒素酸化物を減らす装置も付きます。この環境型エンジンの流れは、どんどん加速すると思うけど構造が複雑でコスト高になるのが痛い。だから今後は、もっとシンプルな装置の開発が進むことを祈っています。

3回目の催芽もバッチリ!・トラクターのクラッチ&左右ブレーキ不要説・2021
https://youtu.be/iUnD_Ybm0AQ

環境に優しい最新型トラクターエンジン・複雑だけど大切に永く使いたい・2021
https://youtu.be/Bnfdl2VwUzE

             令和2年産       新米発売日
宇宙米          18袋/39袋   46%   9月19日
女王さまミルキークィーン 138袋/332袋  42%   9月12日
超普通じゃないコシヒカリ 110袋/304袋  36%   9月15日
普通じゃないコシヒカリ  121袋/342袋  35%   9月12日
普通のコシヒカリ     158袋/354袋  45%   9月 4日
普通にミルキークィーン  36袋/87袋   41%   9月26日
ハナエチゼン       109袋/266袋  41%   8月23日
ひとめぼれ        153袋/294袋  52%   8月29日