「別れは突然にAR70さようなら」2018年葉月2号
ついに雨無し猛暑が4週間連続になりました。大豆ももうこれ以上放置出来ないので入水。超乾田なので例年なら難し入水が大雪で豊富な雪解け水で可能になったのは、皮肉なものです。しかしおかげでお盆返上で稲刈り決定です。お米が夏バテしていないか心配です、、( ̄○ ̄;)
在庫メーター 空←―――――――満
宇宙米 ■■■□□□□□□□
超普通じゃないコシヒカリ ■□□□□□□□□□
女王さまミルキークィーン □□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ ■□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ ■□□□□□□□□□
普通にミルキークィーン ■□□□□□□□□□
ハナエチゼン □□□□□□□□□□
ひとめぼれ □□□□□□□□□□
詳しい数字は、メルマガの最後
1.今週の林さんち・・・別れは突然にAR70さようなら
愛機AR70がついに引き取られて行きました。4月に新しいコンバインを購入してすでにJAの倉庫にありましたがARの処遇が決まらないと納車出来ません。でも2002年8月に購入して15年間で1577時間使用したAR70は、満身創痍。JAさんに中古で下取りをお願いしましたが難色を示すばかり。でもエンジンとミッションは、昨年修理したばかり。オーガー(籾排出の装置)が不調ですがお金をかけて交換すれば他は、問題ないはずです。ただ林さんちのレーシングレベルの速度での稲刈りには、耐えられない。だからちょっと大きな兼業農家さんでユックリ刈ってもらえるならまだまだ使えるはずと個人売買を含めていろいろと探していました。
ところがどんどん月日が過ぎて行くばかりでなかなか引き取り手が見つからない。そして記録的な猛暑で稲刈り予定も早まってどうにかしないとマズイ状況になりました。すると社員さん達から「ラジオで農機具買取の宣伝してるよ」と言われてネット検索。そこで2社に相見積もりを取ることにしてフェイスブックでそのことを書きました。するといつも自然栽培のことでお世話になっている会宝産業株式会社の友人から速攻メッセージがありました。「うちでぜひ引き取らせて欲しい」、、え?コンバインも大丈夫なの?
会宝産業さんは、自動車リサイクル業で素晴らしい会社です。自らを静脈産業と位置づけて業界を改革しています。その静脈産業の先には、自然栽培への取り組みも入っているのです。そして私も学んできた青年塾に社長をはじめ多くの社員さんが塾生でいます。今回連絡して来た友人もその一人でした。会宝産業さんが農機具も引き取ってくれるなら何の心配も要りません。さっそく翌日には、引き取りを即決。解体するにしても中古で販売するにしても15年間苦楽を共にしてきたクボタAR70の最後にふさわしい場を与えてくれると信じています。でもさすがに引き取られて行く後ろ姿を見送った時には、センチメンタルになりました(ToT)
さよならクボタAR70・2018
https://youtu.be/7va9JyGtCBg
2.稲よ!夏バテしないでいてくれ!
猛暑で稲刈り予定日がどんどん早くなっています。しかし今でも忘れない平成12年の秋、稲刈り中に連続3週間の猛暑日が続きました。さらに台風接近のフェーン現象で熱風が吹いた挙句に土砂降りになりました。このせいで稲刈り前のお米の多くが胴割れになってしまいました。お米が乾くだけ乾いた状態に突然の激しい雨でお米の表面だけ水が浸透した結果、外側だけ急激に膨らんで中は、そのまま乾いたままだったので膨張率の差で激しく割れてしまいました。ただでも乾燥し切ったお米は、割れているのにこの攻撃は、致命的でした。
結局、どうしても割れたお米ばかりになってしまいコシヒカリ玄米4,000円を3,500円に禁断のディスカウントして売るはめになりました。当然、売上げが減るしお客様の評判も落ちます。本当に辛い収穫でしたがその後もっと大変なことが待っていました。餅加工用のカグラモチも胴割れが多かったのです。当然、お米が割れていると精米歩留まりも悪く通常10%ほどが精米で目減りするのが20%と激しくロスが出ました。さらに胴割れした餅米は、セイロで蒸す時に蒸気が通らず「蒸す」でなく「炊く」状態になって餅つきしても潰れずに粒々で残ってしまいます。これが味も食感も悪くして見た目も餅の中に米粒が見える状態になります。そんな酷い餅を販売せざるを得ず。でもお客様から自然には、勝てないね優しく言われて泣きそうでした。
それからは、絶対に胴割れさせないためにまずは、土作り。夏の猛暑で根の健全さを保って水を吸えるようにするには、鉄分が必要というので鉄分入りの土作り資材を散布しています。普通のコシヒカリは、それまでの田植え機での一発肥料散布でなく田植え前に半分散布する二発肥料方式にしてより地力も稲が使えるようにしました。そしてもっとも大事なのは、水管理。暑い日は、豊富な霊峰白山の雪解け水を通水して冷やすようにしました。ここまでやってもこれほどの猛暑は、経験したことがありません。稲刈りをしてみないと分かりません。どうか猛暑が収まってそして穏やかに雨が降って欲しいと願っています。
平成29年産 新米発売日
宇宙米 16袋/65袋 25% 9月22日
超普通じゃないコシヒカリ 20袋/305袋 7% 9月20日
女王さまミルキークィーン 0袋/245袋 0% 9月22日
普通じゃないコシヒカリ 27袋/323袋 8% 9月 9日
普通のコシヒカリ 17袋/323袋 5% 9月 9日
普通にミルキークィーン 8袋/105袋 8% 9月23日
ハナエチゼン 1袋/315袋 1% 8月21日
ひとめぼれ 0袋/420袋 0% 9月 2日
在庫メーター 空←―――――――満
宇宙米 ■■■□□□□□□□
超普通じゃないコシヒカリ ■□□□□□□□□□
女王さまミルキークィーン □□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ ■□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ ■□□□□□□□□□
普通にミルキークィーン ■□□□□□□□□□
ハナエチゼン □□□□□□□□□□
ひとめぼれ □□□□□□□□□□
詳しい数字は、メルマガの最後
1.今週の林さんち・・・別れは突然にAR70さようなら
愛機AR70がついに引き取られて行きました。4月に新しいコンバインを購入してすでにJAの倉庫にありましたがARの処遇が決まらないと納車出来ません。でも2002年8月に購入して15年間で1577時間使用したAR70は、満身創痍。JAさんに中古で下取りをお願いしましたが難色を示すばかり。でもエンジンとミッションは、昨年修理したばかり。オーガー(籾排出の装置)が不調ですがお金をかけて交換すれば他は、問題ないはずです。ただ林さんちのレーシングレベルの速度での稲刈りには、耐えられない。だからちょっと大きな兼業農家さんでユックリ刈ってもらえるならまだまだ使えるはずと個人売買を含めていろいろと探していました。
ところがどんどん月日が過ぎて行くばかりでなかなか引き取り手が見つからない。そして記録的な猛暑で稲刈り予定も早まってどうにかしないとマズイ状況になりました。すると社員さん達から「ラジオで農機具買取の宣伝してるよ」と言われてネット検索。そこで2社に相見積もりを取ることにしてフェイスブックでそのことを書きました。するといつも自然栽培のことでお世話になっている会宝産業株式会社の友人から速攻メッセージがありました。「うちでぜひ引き取らせて欲しい」、、え?コンバインも大丈夫なの?
会宝産業さんは、自動車リサイクル業で素晴らしい会社です。自らを静脈産業と位置づけて業界を改革しています。その静脈産業の先には、自然栽培への取り組みも入っているのです。そして私も学んできた青年塾に社長をはじめ多くの社員さんが塾生でいます。今回連絡して来た友人もその一人でした。会宝産業さんが農機具も引き取ってくれるなら何の心配も要りません。さっそく翌日には、引き取りを即決。解体するにしても中古で販売するにしても15年間苦楽を共にしてきたクボタAR70の最後にふさわしい場を与えてくれると信じています。でもさすがに引き取られて行く後ろ姿を見送った時には、センチメンタルになりました(ToT)
さよならクボタAR70・2018
https://youtu.be/7va9JyGtCBg
2.稲よ!夏バテしないでいてくれ!
猛暑で稲刈り予定日がどんどん早くなっています。しかし今でも忘れない平成12年の秋、稲刈り中に連続3週間の猛暑日が続きました。さらに台風接近のフェーン現象で熱風が吹いた挙句に土砂降りになりました。このせいで稲刈り前のお米の多くが胴割れになってしまいました。お米が乾くだけ乾いた状態に突然の激しい雨でお米の表面だけ水が浸透した結果、外側だけ急激に膨らんで中は、そのまま乾いたままだったので膨張率の差で激しく割れてしまいました。ただでも乾燥し切ったお米は、割れているのにこの攻撃は、致命的でした。
結局、どうしても割れたお米ばかりになってしまいコシヒカリ玄米4,000円を3,500円に禁断のディスカウントして売るはめになりました。当然、売上げが減るしお客様の評判も落ちます。本当に辛い収穫でしたがその後もっと大変なことが待っていました。餅加工用のカグラモチも胴割れが多かったのです。当然、お米が割れていると精米歩留まりも悪く通常10%ほどが精米で目減りするのが20%と激しくロスが出ました。さらに胴割れした餅米は、セイロで蒸す時に蒸気が通らず「蒸す」でなく「炊く」状態になって餅つきしても潰れずに粒々で残ってしまいます。これが味も食感も悪くして見た目も餅の中に米粒が見える状態になります。そんな酷い餅を販売せざるを得ず。でもお客様から自然には、勝てないね優しく言われて泣きそうでした。
それからは、絶対に胴割れさせないためにまずは、土作り。夏の猛暑で根の健全さを保って水を吸えるようにするには、鉄分が必要というので鉄分入りの土作り資材を散布しています。普通のコシヒカリは、それまでの田植え機での一発肥料散布でなく田植え前に半分散布する二発肥料方式にしてより地力も稲が使えるようにしました。そしてもっとも大事なのは、水管理。暑い日は、豊富な霊峰白山の雪解け水を通水して冷やすようにしました。ここまでやってもこれほどの猛暑は、経験したことがありません。稲刈りをしてみないと分かりません。どうか猛暑が収まってそして穏やかに雨が降って欲しいと願っています。
平成29年産 新米発売日
宇宙米 16袋/65袋 25% 9月22日
超普通じゃないコシヒカリ 20袋/305袋 7% 9月20日
女王さまミルキークィーン 0袋/245袋 0% 9月22日
普通じゃないコシヒカリ 27袋/323袋 8% 9月 9日
普通のコシヒカリ 17袋/323袋 5% 9月 9日
普通にミルキークィーン 8袋/105袋 8% 9月23日
ハナエチゼン 1袋/315袋 1% 8月21日
ひとめぼれ 0袋/420袋 0% 9月 2日