23世紀型お笑い系百姓を目指す林さんちのメルマガ。毎週水曜日発行。

「キャッシュレス決済を導入しました」2018年霜月4号

 お正月餅を全開で搗いています。もう11月後半から頑張らないと大晦日まで間に合いません。しかしまだ人手不足は、解消していないので苦労しています。そして年末に向けて各種会合も増えて来てますますファイヤーな林さんちです。


 お正月餅の予約受付開始です
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  在庫メーター     空←―――――――満 
宇宙米          ■■■■■■□□□□
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■□□
女王さまミルキークィーン ■■■■■■■□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■■■■■□□
普通のコシヒカリ     ■■■■■■■■□□
普通にミルキークィーン  ■■■■■■■■□□
ハナエチゼン       ■■■■■■□□□□
ひとめぼれ        ■■■■■■■□□□
詳しい数字は、メルマガの最後



1.今週の林さんち・・・キャッシュレス決済を導入しました


 安倍首相が消費税アップの景気後退の対策としてクレジットカードなどを使ってキャッシュレス決済した際に5%のポイント還元すると言い出した。来年の10月の10%になってから再来年の東京オリンピック開催の夏まで9ヶ月間の予定です。そこで世の中で一斉にキャッシュレス決済の波が押し寄せています。中国では、すでにキャッシュレス決済が普及していてアリペイが有名です。凄いのが雑多な感じの露天が並ぶ市場や商店街のどんな小さなお店でもQRコードが掲げてあってお客がスマホをかざして読み取って決済しているんです。これを見た時は、へぇ~凄いけど日本じゃどうなの?と思っていました。


 日本でもキャッシュレス化が進んだと言えどもまだまだ現金支払いが主流です。それは、紙幣や貨幣の信用度の高さや商習慣の違いでそうなっていると思います。ところが安倍さんの発言で一気に状況は、変わって来ました。林さんちにもヤフー系のPayPayの営業さんが来られて導入を勧められました。パイオニアメリットとしてかもしれませんが初期費用も掛からずにその場で営業さんのタブレットで申込終了しました。しかも通常クレジット決済の手数料3.5~5%がゼロと言うのです。なんでそうなるの?と思いましたが答えは、「ビックデータ」です。


 アリペイでもPayPayでも購買者の動向がデータとして蓄積出来ます。中国で有名になった乗り捨て自転車のシェアサイクル。あれもコストが高いのに大手の決済サービス企業が多額の投資をしています。それは、自転車に付いているGPSと利用者のデータがビックデータとして使えるからです。PayPayの手数料無料もヤフーさんが負担することによって実現されています。そこまでお金を掛けてでも購買者のビックデータと言うのは、貴重なモノなのだと知って驚きました。でもここで問題が、ビックデータは、分母がビックでないといけません。これから各社一斉にそのビックの座を奪い合います。するとヤフーさんがトンでもないことを始めました。


 「100億円あげちゃうキャンペーン」PayPayでは2018年12月4日から2019年1月末まで、100億円あげちゃうキャンペーンとして、還元率が20%になるキャンペーンをすると言うのです。この手の還元率とかポイントとかが苦手な私には、理解を超えているのですが凄いことなんでしょうね。100億円使ってでも業界1位になってビックデータを得ようというヤフーさん。今回は、この波に上手く乗ったと言える林さんちですがまだ実際に店頭で決済したことがありません。まずは、自分で買ってみて試してみます(o^-^o)


PayPay・急げキャッシュレスの波に乗り遅れるな・2018
https://youtu.be/emGzbVHKrq8


2.小さいお餅は、本当に時間がかかります


 林さんちが餅加工を始めた昭和61年当時は、お正月餅製造開始は、12月20日からでした。そこから10日余り大晦日までほとんど眠らずに搗き続けていました。それでもなんとかなったくらいの販売数量でした。ところがそれからどんどんと製造数がが増えて行き少しづつお正月餅製造開始が早くなって行きました。というのも労働基準法的には、毎日徹夜に近いようなブラックな会社じゃいけないと気づいて改善を始めたからです。でも1日8時間の労働時間で全体の作業時間を割ると勢い製造の期間がどんどん伸びて行きました。


 まあ12月で収まっているうちは、良かったのですが11月から製造しないと間に合わなくなってからいろいろと問題が生じました。稲刈りが終わってからすぐに土作り資材散布、その後を耕す秋起し、大豆収穫、選別袋詰めとやっているうちにあっと言う間に11月になってしまいます。するとお正月餅製造と作業が重なってしまうこともしばしば。そうなると現場は、大混乱です。そこでせめて全ての屋外作業が終わる11月下旬から始めたい。ところが、お雑煮用丸餅やお供え用鏡餅がとにかく時間がかかるんです。まあ大工場で餅つき機と丸餅切り機が何台もあれば別ですが林さんちの製造ラインは、一本です。この動画を見ればいかに1個1個、手間隙かかっているか分かります。


珍しい?石川県の雑煮は、紅白丸餅です・お正月餅製造開始・2018
https://youtu.be/uAYu1HqjWqw


 この機械があまりにも遅いので困っていたので3年前にメーカーに相談したら「インバーターという機械を取り付けるとモーターの速度上げれますよ」とこと。え~~!そんな方法があるんなら先に言ってよ!そこでさっそく取り付けてもらうと回転数が60ヘルツを90ヘルツ、、つまり50%アップ出来るのです。これは、凄い効果でした。以前は、朝から晩まで作ってもロクな数が出来なかったので大違いです。こんなに速くしたら人間が大変では?と思うかもしれないけど逆にリズムが良いし何より早く終わるので大助かりです。まあそれでも小さいお餅を予定数作るのに2週間以上かかります。林さんちのお正月餅全商品数23,000個のうち半分がこの小さいお餅達なので仕方ありません。だからもしもこれらのお餅を見たら「あ~林さんちで一つ一つ作られた餅なんだな」と思って食べて頂けると幸いです。


 そして林さんちにお餅も美味しいけどそれを遥かに凌駕するお餅があります。それは、子供達が米作り体験学習で育てた餅米で作るお餅です。私は、常々それを「世界で一番美味しいお餅」と呼んでいます。すると今年の藤蔭幼稚園の収穫祭で歌にしてくれました。ぜひ聴いてみてください。会場は、園のある西本願寺の金沢西別院です。荘厳華麗なお堂での子供達のお歌のプレゼントは、心に沁みます。


世界で一番美味しいお餅の歌・藤蔭幼稚園の収穫祭2018
https://youtu.be/PvnGieiDfyI




            平成30年産       新米発売日
宇宙米          23袋/38袋  61%   9月24日
超普通じゃないコシヒカリ 254袋/328袋  77%   9月20日
女王さまミルキークィーン 245袋/329袋  74%   9月 8日
普通じゃないコシヒカリ  275袋/352袋  78%   9月 2日
普通のコシヒカリ     261袋/345袋  76%   9月 2日
普通にミルキークィーン  95袋/114袋  83%   9月24日
ハナエチゼン       203袋/315袋  64%   8月18日
ひとめぼれ        252袋/352袋  72%   8月26日

            平成29年産       新米発売日
宇宙米           8袋/65袋  17%   9月22日