23世紀型お笑い系百姓を目指す林さんちのメルマガ。毎週水曜日発行。

「YouTuber X NHK 1億いいね!大作戦に応募」2019年睦月3号

 インフルエンザで結局、林さんちのスタッフ5名が感染していました。よくもまあ私が無事でした。そしてようやく林さんちも通常営業に入りました。毎日せっせとカキモチ作りに精を出しています。そして糀も早めの製造を開始していますのでもう少々お待ちください。


  在庫メーター     空←―――――――満
宇宙米          ■■■■■□□□□□
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■□□□□
女王さまミルキークィーン ■■■■■■□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■■■□□□□
普通のコシヒカリ     ■■■■■■■□□□
普通にミルキークィーン  ■■■■■■■□□□
ハナエチゼン       ■■■■■■□□□□
ひとめぼれ        ■■■■■■□□□□
詳しい数字は、メルマガの最後


1.今週の林さんち・・・NHKさん向けの動画撮影


 NHKさんに動画を応募する企画があることを知りました。世の中の若者のテレビ離れが甚だしくてNHKさんもどうすれば分からなくなっているらしいです。確かに最近は、テレビ番組じゃなくてユーチューブをテレビに繋いで大画面モニター代わりに使う若者が多いそうです。そうなったらテレビの存在意義も揺らぎます。そこでYouTuberとNHKさんでコラボしようという作戦のようです。しかもコンセプトが「日本を良くしよう」ターゲットが「子供達」。となると林さんちの動画がピッタリじゃありませんか!


【YouTuber X NHK 1億いいね!大作戦】全国のYouTuberのみなさん!力を貸してください! #YouTuberとNHK
https://www.nhk.or.jp/d-garage-mov/movie/114-1.html


私の応募作品です↓

YouTuber X NHK 1億いいね!大作戦・「食育は、日本農業を救う」・#YouTuberとNHK・2019
https://youtu.be/06dAb00v0PI


 という訳で応募しようと考えて困ったのが食育も農業も冬の今は、農閑期。そこで動画は、これまでの動画を編集しまくってなんとか準備。撮影した画質もテロップも音楽もバラバラですがまあそこは、我慢です。でもせめてオープニングは、ちゃんと撮影しようと一眼レフと照明とレフ板を用意。でもただ照明を当てるとなんだかお化け屋敷の幽霊みたいになる。しかも困ったことにいつもの鏡餅ヘルメットを被ると目の下が暗くなる。どうにも印象が悪いのであ~でもないこ~でもないと設定を変えながらテーク10以上は、撮影しました。ようやく出来た!と思ってパソコンで見ると後ろのお米のプライスカードにピントが合ってる。これは、NHK的には、まずいというのでフォーカスをマニュアルにして後ろをボカシして撮影し直し。


 そこからまた動画の中の(株)林農産という社名の場面を削除。NHK的には、私は、「農家
林浩陽」で表現されるとこれまでの多くのNHK出演で分かっています。10年前に出演した農業の生討論番組で「23世紀型お笑い系百姓」と名乗ったらNGで「お笑い系農業者」とやり直しさせられました。そんな知恵をフル活用しましたが元々のコンテンツが教育的でNHK向きです。農チューバーとしてぜひ取り上げて欲しいと願っています。ただ困ったのが応募方法がツイッターで「#YouTuberとNHK」でやらねばならなかったこと。ずいぶん前にやっていたけどなんだか良く分からなくてツイッターを止めたのです。仕方ないので再度アカウントを作成してツイートしました。ちゃんと出来たかは、ちょっと微妙です(* ̄▽ ̄*)


2.毎年違うカキモチ作りです


 今年もカキモチ作りを寒の入りから始めました。カキモチに使う寒の水は、霊峰白山の微量金属を含んだ火山灰に落ちた雷が地下水をクラスター化、、つまりより細かくすることによって食物に良い味と腐敗しにくくなる効果を生むと先人達が気づいたことから重宝されるようになりました。でも何故そうなるかは、科学的にも説明が難しいのですが素直に先人達の知恵に従ってこの時期にカキモチ作り、味噌作りを行っています。ちなみに良い水は、凍って結晶化すると美しい形になります。同じ水でも本当に不思議ですよね。


カキモチ作りスタート・ノウハウを教えます・2019
https://youtu.be/856JMnT5Bss


 カキモチを始めた30年前は、本当に割れたりカビたりで失敗ばかりでした。でも子供の頃には、軒先に普通にカキモチを編んで干してあったのにどうして大量生産すると上手く行かなかったのか。きっと割れたりカビたりしていたけどそんなに気にしてなかった。さらに昔は、雪がたくさん降っていてカキモチ作りに適したお天気だったのかもしれません。カキモチは、ジックリと乾く必要があるので雪が積もった「低温、高湿度」が適しています。でも暖冬だと「高温、低湿度」で急激に乾いてしまいます。そしてカキモチをとぼ箱に入れる技も割れを防ぐためには、重要だと気づきました。餅の中に粉が入ると「ス」が出来て割れやすくなります。だから搗いて臼から出す時から勝負が始まっていますo(^o^)o


割れないカキモチの型出しからカットの仕方・2018
https://youtu.be/HcsU9GyUN5k


 さらに気づくのにずいぶん掛かったのが切った時の「応力」の問題です。とぼ切り機という便利な機械がありますが人間が包丁で切るのとは、勢いが違います。すると「とぼ餅」が切る際に歪みます。それが「応力」という形で餅の中に見えない歪みを作ってしまいます。これが形状記憶合金のように元に戻る「養生期間」が必要になります。それが編み始めるまでの中2日なんです。このことが分かるまでずいぶんカキモチを割ってしまいました。でも一番は、お天気です。昨年の大雪は、酷い被害をもたらしましたがカキモチの出来栄えは、最高でした。あんなに降らなくて良いので適度な降雪を期待しています。


            平成30年産       新米発売日
宇宙米          18袋/38袋  47%   9月24日
超普通じゃないコシヒカリ 209袋/328袋  64%   9月20日
女王さまミルキークィーン 210袋/329袋  64%   9月 8日
普通じゃないコシヒカリ  226袋/352袋  64%   9月 2日
普通のコシヒカリ     232袋/345袋  67%   9月 2日
普通にミルキークィーン  76袋/114袋  67%   9月24日
ハナエチゼン       172袋/315袋  55%   8月18日
ひとめぼれ        214袋/352袋  61%   8月26日

            平成29年産       新米発売日
宇宙米           6袋/65袋  9%   9月22日