林さんちの楽しい社長日記「あぐらぐち物語」
2014年11月30日
お笑い系百姓の生活・農業

大根の美味しい季節になりました・親の意見と茄子の花は、、ちゃんと聞けるにはまだまだ修行が足りません

 午前中、祝い餅と報恩講の配達と来店のお客様の対応をしていました。でも数量が少ないので私と専務だけが休日出勤しました。こんな注文数でヤバクない?と思いつつもずっと休日出勤を強いて来たのでたまには、休めて別の意味でホッとしています。そして朝から母親が大根引いたから畑から運べとうるさかったが「そんなんお客様の店番で無理やわいや」と無碍にして出社。そしていつものように来店予約時間にお客様が来るはずもなく。遅れて家に戻るとせっかちな母は、すでに畑から運び出していました。もう少し待っていればいいものの、、(* ̄▽ ̄*)


 そして午後は、青年塾の打ち合わせで山中温泉まで行きました。待ち合わせ場所は、人間国宝の川北良造さんの工房。ここへ来たのはもう5回目だが何度来ても素晴らしいお話が聞けて楽しいです。今回、印象に残ったのが「親の意見と茄子の花は千に一つも無駄はない」、、修行時代にその日の一番の出来の器を父親に見せるとほとんど見もしないで横に避けられてしまったとのこと。ムッと頭に血が上ったが我慢してどこが避けられた器のどこが悪いのか手に取り直して見たそうです。そしてずいぶん自分も歳を取ってから父親に一度だけ言われたのが「おまえは良い職人になる。私が避けた器を普通は怒るところをどこが悪いのか一生懸命見ていた」という褒め言葉。川北さんいわくそんなにずいぶん後に言わなくても、、とおっしゃっていましたが顔は嬉しそうでした。ちょっと午前中の大根事件が心にチクッと刺さりました。


人間国宝の川北良造さんのお話を聞く、、何度聞いても凄い方です
川北良造


林家の大根収穫、、そんな季節になりました(o^-^o)
大根