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林さんちのあぐらぐち物語 2003年 弥生3号
http://www.hayashisanchi.co.jp
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このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 弥生3号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
...いよいよ春です。今年は色々あります。
2.「売れ過ぎた味噌」
...え?足りないの!
...オール林さんち
...米の花と書いて
...世界一の能力
3.林さんちの田んぼの様子
...新かきもち完成
...デリケートな苗作り
4.最近のスタッフの様子
...完全春モード、お百姓さんに変身
5.林さんちのホームページ //☆ 新情報 //☆
...クレジットカード使用についての変更
...細かい変更をコソコソやってます
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●巻頭言です m(_ _)m
3月に入り今年の米作りの方向が決まりました。まず無農薬栽培の面積を増
やすことを目標に、紙マルチ栽培(紙を田んぼ一面に敷く)を試験。今までの
「ハナエチゼン+コシヒカリ」「カグラモチ」で田植えを2回行っていたのを、
「ハナエチゼン+ひとめぼれ」「コシヒカリ」「カグラモチ」の3回に分けて行う。
つまりコシヒカリを通常より、遅く植えて夏の暑い時期を外し実らせ、夏バテ
しないものを作る計画。その他、肥料や除草剤の散布方法も、一部で変更があ
る。これらは、スタッフと喧々諤々の話し合いで決定した。みんな意見が反映
されるからこそ、モチベーションを高く保てると考えている。上手く行くとい
いなぁ〜。
「売れ過ぎた味噌」
○え?足りないの!
味噌作りを始めて4年。最初は、ほんのわずかを作っていましたが、今度は売
る為に、去年保健所に申請し「味噌免許」を取得、本格的に作りました。しかし、
いつも、沢山売れ残ってしまい困っていました。ネットでも販売を開始しまし
たが、そんなに期待していた訳ではありませんでした。
そこで、今年のDMに味噌を大きめに取り上げ売ろうと考えました。すると意
外?にも結構注文があり、ウハウハしていた所、どうも在庫が少ないとの報告。
いつも売れ残るというイメージがあったので、油断していました。結局、せっか
く調子が出ていたネット販売を中止、DMの注文がオーバーしないことを神に祈
りました。幸いギリギリで足りてホッとしましたが、また仕込んでも出来上がり
が10月!あ〜売上げが逃げて行く〜!
○オール林さんち
さて、となると急いで味噌を作らねばなりませんが、1月はカキモチ作りも
あり2月に生産の予定。ここで問題発生。毎年、味噌糀を、近くの婦人会が行っ
ている糀作りに、原料の米を持ち込み混ぜてもらっていたのですが、最近の味
噌ブームで生産が追い付かない状態。去年は間に合わず、仕方なしに高い市販
の糀を使用しました。今年こそはと、ずいぶん早くから予約しておいたのです
が、それでも期日にやっとかっとです。
やはり糀も含めオール林さんちの味噌を作りたいので、この苦労も仕方ない
のですが、さすがに今年は懲りました。
○米の花と書いて
こうじは「麹」と書くのですが、やはり「糀」の方が雰囲気があります。この
実に不思議な菌は、昔から日本人の生活に欠かせないものでしたが、林さんち
をしても、これは売っているもので作るものではないと考えていました。近所に
も麹屋さんは何軒かあります。この糀は、日本独特のもので、発酵という世界は、
食文化に強く関連しています。
ところが、近所の糀を使って加工している仲間のほとんどが、苦労して糀を自
作しています。その理由が、コストと自分のお米を使って作ることの難しさで
す。ちなみに、700g当り850円の市販の糀を使うと、儲けはほとんどあ
りません。じゃあ、お米を持ち込んで作ってもらえばとなり、色々探しました
が、持ち込んだはいいけど、他と混ぜられて持ち込んだ量だけもらえるシステ
ムが多く困ってしまいました。どうりで、みんな苦労して作る訳です。
○世界一の能力
そこで、知り合いの糀作りを見学し、林さんちで糀を作ることになりました。
発泡スチロールと電気じゅうたんと温度計、種糀と蒸した米で作りました。温
度と手入れ(米をかき混ぜる)のタイミングが非常に難しい。皆さん一様に、そ
れぞれの方法を見付けるのに苦労したとおっしゃります。菌と言うのは、種は
買って来ても出来上がりは、その家々で違うと言います。だから、一定の方法
で作っても微妙な変化があり、またそれがその家オリジナルの糀になるのです。
お金さえ出せば、専用の機械もあるのですが、実験にはこれで十分。実際に、
知り合いの仲間でも、この方法で行っている人もいます。結果は、完璧とは行
きませんでしたが、味噌に使うには十分らしい?まあ半年後に結果は分かるは
ずです。林さんち味の糀はいかに!
聞くところによると、日本の糀は世界一の能力らしい。お酒の糀にしても醸
造酒の中では、アルコールを生み出す能力がダントツ。日本酒15〜17%、
老酒10〜14%、ワイン8〜13%、ビール3〜5%。最終段階では、23%前後まで
度数が上がります。そんな世界一の能力を持つ、日本の糀達を信じて来年から
は、全量自作の予定です。試行錯誤が続くと思いますが、お楽しみに。
次回「三つ子の魂、百までも」
● 林さんちの田んぼの様子
○ 新かきもち完成
3月初めに干したかきもちを、作業場の天井から下ろします。今度は、それ
を種類別に分け、詰合せていきます。毎年、売れ筋の傾向や、割れたりで、組み
合わせが変わりますので、一番最初の組み合わせは重要です。豆だけや昆布だけ
と言う単品の要望もあるので、途中、在庫を見て組み合わせを変更します。でな
いと、一部の種類が大量に残る結果にもなります。
平成15年産新カキモチは、3月8日以降に販売予定です。30枚袋入り1,000
円(税込)、100枚箱入り3,500円(税込)です。ただし、平成14年産のかき
もちは在庫がわずかですので、すぐ欲しい方は、お問い合わせの上よろしくお願
いします。http://www.hayashisanchi.co.jp/unchiku/020306.html
○ デリケートな苗作り
次回のメルマガに詳しく書く予定ですが、最近、種の消毒を一切していませ
ん。しかし、これがいかにリスクのあることか、思い知らされました。今年は、
微生物で、病気を抑える新資材が出たので、使います。上手く行くと良いですが。
●最近のスタッフの様子
社長=2月3月は、農作業より会合が忙しく、1週間に3回温泉に行くことも。
専務=畦塗りや、糀製作実験を行っています。
中村=今年18年ぶりに、新型トラクターを購入、中村君も快適に作業出来ます。
あんち=畦塗りにがんばっています。もう一人前です。
●林さんちのホームページ 新情報 (^_-)-☆
○ クレジットカード使用についての変更
昨今のネット犯罪の増加に伴い、ネット販売のセキュリティーが重要視され
ています。ところが、林さんちのセキュリティーも安全とは言えないことを、何
人かのお客様より指摘を受けました。そこで、現在取れる最良の策として、クロ
ネコ@ペイメントのシステムを利用することにしました。
http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/kuroneko.html
これだとカード情報は、一切誰にも知られずに処理できますが、少し面倒です。
そこで、ファックスでカード情報をお知らせいただく用紙も用意しました。
http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/fax.html
一度、カード情報をお知らせいただいた方は、前回同様をチェックしていただ
くと、林さんちの方で責任を持って手続きしますので便利です。
○細かい変更をコソコソやってます
この世界は、マウスイヤー。7年もHPをやっていると、ずいぶん昔の方式
のままのページも多くなり、今の時流に合わなくなって来ています。そこで膨大
な量のソースを全部プリントアウトし、一つ一つ見直しをかけました。今後、プ
ロバイダーさんが、少しづつ修正して行く予定です。具体的にはタイトルと画像
の検索率アップです。勉強しているつもりでしたが「え〜!」と思うことが、最
近しばしばありました。がんばらないとね。
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
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