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       林さんちのあぐらぐち物語 2004年 卯月4号
         http://www.hayashisanchi.co.jp

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 卯月4号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言
 代掻き開始。お天気が良く作業も、順調ですが、苗も育ち過ぎて心配。なる
べく普通のお天気を祈っています。

2.今週の林さんち・・・・男のトラクター

 田んぼに、水を入れて、田んぼを平に均すことを、代掻きと言う。この作業
の持つ意味は、大きく、まず草を生えないように、泥にすき込む、そのことに
よって、細かい泥が田んぼの底に広がって、水が漏れないようにする、田んぼ
の高低差を直す、等々。つまり、代掻きによって、除草効果と保水効果がある
のです。この二つの効果が高いと、除草剤も少なくて済み、さらに、水が漏れ
ないと、水温も高く保てるので、冷害等にも強い。
 てなことは、百姓の誰もが知っていることですが、林さんちでは、そうでは
なかった。今、現在、30ヘクタールの田んぼを、3回の田植え時期に分けて
いるが、昔は、23ヘクタールをGW中に、全て植えていたので、とにかく代
掻きを、急いで行う必要があった。だから、高速で掻き混ぜればいいと言う具
合の作業だったので、草は浮く、水は漏れると言う状態。すると、除草剤は大
量に必要、それでも生えるので人手による除草、おかげで、肥料分を草に取ら
れ収量が少ない。水が保てないので冷害が来れば、一発で影響を受ける、悪循
環を繰り返していた。
 そんな代掻き作業も、GW中のバイト頼みではなく、優秀な社員が増え、5
月中かかっての田植えに変り、しかも、現在、トラクター3台体制での代掻き
なので、とにかく丁寧に出来る。この3台で作業が出来るということが、いか
に大きいか。苗を含め、この代掻きでの出来不出来が、林さんちの経常利益の
ある無しを左右していると言っても過言ではない。
 問題は、この3台目のトラクターだが、詳しくは↓を読んでもらえば分かる
http://www.hayashisanchi.co.jp/mailbk/20040401.html
が、1985年製で、すでに19年、使用時間は4500時間を軽く超えてい
る。本当は、かなりボロイので、新しいトラクターが来た時、引退を考えた。
だが、永く連れ添った戦友を手放すに忍びなく、専務を説得して、一応、会社
に置いてあったのを、時々、私の手の空いた時に乗ると、実に、作業がはかど
るのである。それはそうである、ボロイと言っても、トラクター、2台が3台
になる高効率は、小学生でも分かる。
 ただし、馬力も無く、音も振動もすごい、操作系は全て手動。ハンドルは重
くて切れない。最近の完全オートマチックのヤワなマシンとは訳が違う、いわ
ゆる「男のトラクター」である。今日も、この男のトラクターを駆って、「男
の代掻き」に精を出す日々である。
  
3.林さんち風コシヒカリ登場

 ついに、林さんち風コシヒカリの販売を開始。農協から、林さんちに縁のある
お米を6トン譲ってもらっての販売である。価格は、残念ながら、30キロ玄米
12,300円、10キロ玄米4,200円、5キロ白米2,500円。これで
も農協さんには、がんばってもらったが、この価格になった。それでも、価格増
は、なんとか微増程度に設定しました。
 問題は、味ですが、これに関しては、食べた方の感想をお待ちしています。
メールkoyo@karatsu.ne.jp でもいいし、掲示板でも↓結構です。
http://www.hayashisanchi.co.jp/bbstree/wforum.cgi
でも、林さんちより美味しくても、困るなぁと微妙な心境です。ただし、栽培履
歴を調査したところ、残念ながら、農薬の使用は、平均的に林さんちより2回程
度多いようです。それでも、林さんちの近所の農家は、農薬の使用は、他の地域
に比べグンと少ないのです。
 あと、最後の問題が、この林さんち風コシヒカリの在庫も、これが最後という
点です。地元農協にすら、もうお米が無いのです。あ〜これが無くなったら、お
店どうしよ〜、、、(T_T) 

 
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。


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