~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
林さんちのあぐらぐち物語 2004年 皐月3号
http://www.hayashisanchi.co.jp
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 皐月3号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
ここのところ、梅雨みたいな天気。おかげで、紙マルチ田植えも一体、いつに
なるやら、、と思っていたらなんとか雨の合い間に終了。あとは、カグラモチを
植えるのみ!もう少しです。
2.今週の林さんち・・・・シールお化け
お米の表示の研修会に行ってきました。最近、ますます訳が分からなくなって
いる、お米の表示です。まず、とっても不思議なのが、県で登録されているお米
以外は、名前すら表示出来ない。その名も「複数原料米」、一体どこが、複数な
んだ?次、県で登録があっても、検査しなきゃやはり「複数原料米」、例えコシ
ヒカリでも「複数原料米」。つまり、平成8年に、自由化されたが、結局元のガ
チガチの管理体制に戻ったと言うこと。原因は、結局、米業界での偽装表示が、
多すぎた結果である。
林さんちのお米も、コシヒカリって書けなくなるから、仕方ないので全部検査
しています。でも、この検査、「見てくれだけ」を見るので、分かりやすく言え
ば、農薬を大量に散布して綺麗に仕上げたものでも、1等米になる。林さんちで
は、殺虫殺菌剤は一切散布しないので、たまに2等になる。でも、お客様は誰も、
そんなところ見ていないのに、せっせと検査費用をかけています。それはただ
一点「コシヒカリって書けないから」です。
さらに、林さんちの紙マルチ無農薬米も、無農薬って表示出来なくなりました。
その名も「特別栽培玄米・栽培期間中化学合成農薬不使用・紙マルチコシヒカリ」
となります。長い!当然、その表示のシールも必要になります。つまり、まず米
検査の「等級表示」[JAS表示」「特別栽培米表示」の3つが、所狭しと貼ら
れるわけです。あと、エコ農家表示、JAS有機表示等もあり、まさしく米袋は、
シールだらけのお化け状態。まあ、林さんちは、お上の言う通りするとしても、
いろんなお米のブレンドが勝負の一般のお米屋さんは大変。シールは山ほどいる
し、関係機関への帳簿も整備しなくてはいけない。研修会でも、年配のお米屋さ
んが、「あんた、やってみんか?」担当者に噛み付いていたけど、本当に気持ち
は分かります。お客様と、密着した町のお米屋さんに、そんなことが必要なのか
?買う人は、それを求めているのか?シールだらけになって行く、米袋を見て思
う今日この頃です。
3.フラッグシップ
5月19日、ついに林さんちのフラッグシップ「紙マルチ田植え機」による田
植えを、行った。http://www.hayashisanchi.co.jp/diary-k/koyo.cgi
今は、特別栽培米に、なっているが、将来、「JAS有機」の認証を取るべく、
準備中である。とにかく、この認証は、「化学」と付くものは一切使用しては、
いけないので大変。林さんちの苗は、殺虫殺菌剤をまったく使用していないので、
大丈夫と思っていたら、なんと床土に化学肥料が使われていてNG。特別に有機
肥料入りを準備して苗を育てた。トラクターも作業前に洗浄。田んぼも、水の浄
水のためのエリアを設けねばならない。
http://www.hayashisanchi.co.jp/unchiku/030919.html(紙マルチ田植え)
マルチに使用する紙も、JAS認証を取った特別なモノを用意した。これを最低
1年以上行って申請審査をしてもらって認証をもらえる。まだまだハードルは高
いが、無農薬って書けない以上はがんばるしかない。でも、ここまでしなくても
普通に低農薬で育てて、お手頃価格で、より多くのお客様にお米の、美味しさを
知ってもらう方が、いいんじゃないの?と少し疑問に思うが、そこは、経営者の
立場で「聞く耳を持つ」意味で、素直に関係機関の意見を取り入れた。
それにしても、紙マルチは、林さんちにピッタリの農法だと思う。何せ、栽培
が下手、しかし機械技術は得意なので、紙さえ上手く敷けば一発で、草を抑えら
れるのは、凄い!以前から、アイガモ農法、米ヌカ農法と色々とやって来たが、
どれも失敗。去年、実験した紙マルチは、それに比べ完璧な出来でした。今年は
一気に6倍の面積を田植えしたが、少し田んぼが柔らかくて泥がはみ出た以外は
上手く行ったと思う。あとは、稲の生育を信じるのみである。
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884
発行 (有)林農産 林浩陽 2001 Copyright(C)
〒921-8833 石川県石川郡野々市町藤平132
TEL 076-246-1241 FAX 076-246-3113
http://www.hayashisanchi.co.jp
koyo@karatsu.ne.jp
ご意見・アドレス変更・配信中止はこちらまで
884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884