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     林さんちのあぐらぐち物語 2005年 弥生5号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/   弥生5号  _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

相変わらずの荒れた天気が続いているが、根性で、暴風雨と雪の間隙を縫っ
て、ハウスを張った。種まきも、1回目を無事終了、お天気に負けずがんばっ
ている今週の林さんちでした。

2.今週の林さんち・・・・待たせません!コイン精米機

 ついに、新型コイン精米機を注文した。もちろん、苦節10年貯金の末、キ
ャッシュ一発支払い。思い起こせば、玄米販売とコイン精米機の組み合わせの
今の営業形態を思いついて10年目。もし、あの時、普通の自社精米の販売の
みでの営業であったなら、ずいぶん様子は、変わっていただろうと思う。白米
も、もちろん店頭でもネットでも売っていますが、これだけでは、今のような
売上げであったか、はなはだ疑問である。玄米を、今のガソリンスタンドのよ
うなセルフ感覚で、コイン精米するから、安い、美味い、早いの3拍子が揃う
のである。お客様にとっても、良いことだらけだが、玄米販売だと、林さんち
にとっても、白米のように、賞味期限に気を使わなくて良いし、時間のかかる
精米業務から開放されて、田んぼの仕事に集中できます。
 でも、最初の頃は、コイン精米機の売上げは、月1万5千円程度。機械が、
466万円だったので、このままだと、元を取るには、約26年!そんなに、
かかっていたんじゃ元も子もない、、、(T_T) しかし、その後、雑記帳を
(コイン精米機物語参照→http://www.inet-k.com/~coin/)を置いたり、10
0円の自販機を置いたり、米ヌカの無料持ち帰り等々の努力の末に、最高で月
27万円まで、売上げを伸ばしました。結果的に、約2年で元は取れたのでは
ないでしょうか。しかし、365日24時間営業の、林さんち一番の働き者も
10年目。近所にライバル精米機も、出来て少しづつ売上げが減って来ました。
 その売上げ減の理由には、老朽化もありますが、人気コイン精米機ゆえに、
日曜祭日は、精米待ちの車の列が出来てしまうのです。さすがに3台も待って
いれば他に行くのも、分かります。数年前からメーカーから2台置くといいで
すよとは、言われていたが、林さんちは借金をせずに、お金を貯めてから買う
主義なので、我慢していました。その貯金もようやく貯まって来たし、売上げ
減の率も高くなって来たので、新型購入を決定しました。
 ところが、いざ機種選定に入ると、迷いが生じました。それは、今まで30
キロ6分で精米していたのを、4分で出来る高速型と、普通の精米は6分だが
7分少しかけると、クリーン精米と言って、無洗米に近い精米が出来るクリー
ン型の2機種を併売していると言うのです。さらに、高速型はクリーン型に比
べ50万円高。最初、私も専務も、工業系の出身というのか、ハイパワー、高
速型、シンプルという響きに惹かれ、一度はそちらに傾きました。ところが、
一度、相談してみると言うことで、HPにその事を載せると、コメント書込み
や、メールで何人かの方から、そんなに速さに魅力は感じない。クリーンを買
って、その性能を全面に出して、残った50万円は他に有効に使いなさいと言
う意見を頂いた。
 これが決定打となって、結局クリーン型の購入が決定。早速、見積もり、電
気工事、設置とトントン拍子に、話が進んだ。これで、春からお客様は、待ち
時間もなく精米に来ていただける。出来れば、コイン精米売上げも、アップす
ればいいなぁ〜と獲らぬ狸の皮算用をしている林さんちである、、、(⌒-⌒)

3.たった数ミリでも

 1回目の種まきを3月30日に行った。今年は、前回のメルマガに書いたよ
うに、http://www.hayashisanchi.co.jp/mailbk/20050304.html 浸水時間を
変更した甲斐があり、ネバネバも余り発生せず綺麗な状態で発芽に成功。播種
も、綺麗に出来た。このネバネバが発生すると、種まき機が詰まって、蒔きム
ラが発生する。蒔きムラを無くすためには、少々多めに種を蒔くことになり、
それが苗の密集度を上げることになり、病気やカビに弱くなる原因に繋がるの
である。最初から、こんなに綺麗なら、先々も相乗効果的に、良くなる。
 去年、種まき機が、時々「ガキッ!」と言う鋭い音と共に、原因不明の急停
止をして壊れそうになり、種まきにムラが生じていた。今年、専務が点検の際
に、小さな歯車の歯が2個欠けていたのを発見。たった数ミリのこの欠けた歯
のおかげで、どれだけ後々、影響が出たことか。今年は、おかげで実にスムー
ズに作業が出来た、まさしく微差大差。林さんちの種まき機は、市販の物を改
造して、1時間当り播種能力300箱を、800箱に、パワーアップしてある
ので、構造的に少し無理があるのです。それでも、1日2,520箱播種予定
で、300枚だと、8時間以上!も種まきに、費やしていたのでは、仕事にな
りません。確かに高速型の機械もありますが、これは高価で、補助金で建てた
育苗施設等でないと、買えるような代物でないし、大体大型過ぎて、林さんち
の掘っ立て小屋のような作業場では使えません、、、(-_-#) ここはやはり、
多少の無理は承知で、改造マシンが、林さんちにはお似合いです。でも、この
「改造」と言う言葉にも、何かしら胸躍るのも事実ですが、、、\(^o^)/
 そして他に、今でも忘れないが、数年前に、一本数百円の棒温度計が壊れて
いたおかげで、種まき後の芽出し温度が、滅茶苦茶で、苗が、ハゲハゲになっ
たことがある。この時は、何度も蒔き直し、それでも苗の生育が悪く、お客様
からはボロクソに文句を言われ、しかも足りなくなって近隣の農家に頭を下げ
て、余った苗を買い集めて回りました。結局、この年は、周りは豊作だったの
に、最後まで影響が出て、林さんちは不作、しかも豊作でお米の価格は低迷、
、、(T_T)、二重三重の苦しみを味わったことがある。原因が分かったのは、
全ての最後の種まきの時でした、、、時、すでに遅し。
 それほどまでに、この種まきの成否が大切さが、身に染みています。まだ、
まだ、油断は出来ませんが、順調なスタートを切ったことだけは、確かです。
このまま、5回の種まき、苗箱12,350箱全てが、完璧に終了することを
信じています。

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。


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