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林さんちのあぐらぐち物語 2005年 水無月2号
http://www.hayashisanchi.co.jp
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このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 水無月2号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
田植えが終了し、現在、カグラモチに除草剤を散布中。梅雨が来る前に、
しなくてはいけないことが一杯です。
在庫メーター 空←――――――――――――――――→満
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ ■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□
お得なコシヒカリ ■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□
ハナエチゼン □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ ■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□
詳しい数字は、メルマガの最後に
2.今週の林さんち・・・・紫色の大豆
大豆の種まきを開始しました。今年から、種の殺菌剤を使わないで、蒔くこ
とにしました。この薬は、紫斑病と言って、大豆が紫色になる病気の薬です。
でも、林さんちの大豆を買われると、分かりますが時々、紫色の綺麗な?豆が
入っています。これは、食べても別になんともないし、煮ると消えるはずです。
でも、商品価値が下がるので、せっせと農家では消毒をしていたのです。林さ
んちでも、ご多聞にもれずJAの検査が通らないので、消毒をしていましたが
10年ほど前からは、芽が出てからは実には一切せずに、種の段階だけ消毒を
していました。これでも、ずいぶん効果があったはずです。さらに、その唯一の
種の消毒も止めてしまいました。それは、おかげ様で、JAに出荷せずとも、林
さんちで、たくさん売れるようになったからです。
そしてこの紫斑病の殺菌剤と同時に、鳥に食べられないように、赤い染料で
種豆を、染めて双葉が出た時に、赤い葉で鳥を威嚇する処理もしていましたが、
これも止めてしまいました。鳥に食べられないようにするには、近隣の大規模
な大豆地帯で種まきが終わり、芽が出た頃に蒔き始めると、そっちに鳥達は行
って林さんちには、来ないことが分かったからです。林さんちは、大体、カグ
ラモチの田植えで忙しくて、いつも大豆の種まきは遅れるので、結果的にそう
なります。
これで、大豆に使用する農薬も、除草剤の1回のみになりました。この除草
剤も、種まきして芽が出る前に使用するタイプなので、大豆には散布されませ
ん。あとは、せっせと手で取ることになりますが、大豆畑の草と言うのは、草
というより、「木」に成長します。これで、水田がいかに日本農業に合ってい
るか良く分かります。水を入れるから、何千年も、同じ地面でお米を作り続け
ることが出来、草もそこそこしか生えないのです。ちなみに、大豆を3年も、
同じ田んぼで作ると、地力が痩せてしまい、戻すのにずいぶん時間がかかりま
す。畑作物を、同じ場所で作り続けるのは、本当に難しいのです。近所の野菜
農家は、輪作と言って、毎年違う作物を育てて、さらに時々、地力回復になる
緑肥と言われる食べられない作物を作って、すき込んでいます。
ただし、今年の林さんちのオヘソが白いエンレイ大豆も、オヘソは白いけど
肌は紫ということも、あり得ます。そんな大豆でも、可愛がってやってくださ
ることを祈っています。
3.雑草界のエイリアン
今日、ようやくカグラモチの除草剤散布を終了。これで30ヘクタール全て
の林さんちの田んぼに除草剤散布を終了した。220坪平均で、430枚以上
の大小様々、形も色々の田んぼを縫うように、散布した。この除草剤散布は、
http://www.hayashisanchi.co.jp/mailbk/20050502.html以前メルマガでも、書
いたが、なかなか他のスタッフでは難しい作業なので、社長の私が責任を持っ
て全て行う数少ない肉体労働の一つである。
残念ながら、毎年、あぜ塗り、代掻きをしっかりして除草剤も、私がキッチ
リ散布しても、田んぼによっては、草が盛大に生えてくる所がある。特にヒエ
と呼ばれる稲科の草と、広葉系の草が数種類。なるべく、手で取っているが、
これから梅雨時期に入り、作業も困難になる中、多発地帯には、2回目の除草
剤散布をスポットで行う。この散布するしないで、いつも休憩時間は、スタッ
フの間が険悪になる。私を含め若い世代は、草が多少生えていてもいいじゃな
いかと言うし、母親を含めた年配の世代は、とにかく草が生えていると、機嫌
が悪い。梅雨時のジメジメとあいまって、林さんちで実は一番、お笑い系とは
遠くなる季節である。さらに梅雨時期は、私もたまった事務作業や所用を済ま
す、貴重な時期なので、休憩時間にいないことも、しばしば。若いスタッフか
らは、休憩時間は、お願いだから居て下さいと言われる始末。
除草剤散布も、今の動力散布機で撒く粒剤ではなく、より安価で効果のある
動力噴霧器で撒く液剤の作業に移行していく。しかし、この動力噴霧器は、機
械も大きく、長いホースを引き摺っての作業は、暑くなって行くこの時期、非
常に辛い作業である。だから、社長は、休憩時間は、ギャグを飛ばし、散布の
是非を明確にし、実行する際は、先頭に立つことが、梅雨時期は求められてい
る。
さらに、最近、東南アジアから伝播した、「キシュウスズメノヒユ」と言う
芝に似た強烈な草が、田んぼにはびこって来て困っている。ある程度は、ヒエ
系の薬は効くが、その他はまったく効かず、さらに畦でも、水田でも、蔓を伸
ばしながら、所々で、根っこを生やして横へ横へと成長する。だから、一部を
取ったり枯らしたりしても、残った根っこで、生き返るまさしく、雑草界のエ
イリアンである。これにやられると、もう取るしか方法は無い。私に出来るこ
とは、早めに発見したら速やかに、対ヒエ系の除草剤を散布することだけ。で
も、早期の手当ては、大繁殖を防ぐには有効である。
それに比べ、紙マルチが、精神的に、いかに楽か。まったく、そんな人間同
士の価値観のズレも、雑草界のエイリアンの心配もまったく関係なし。だから
環境に対する配慮も当然だが、林さんちの社内環境を考えても、紙マルチコシ
ヒカリの面積を増やしたいのである。でも、これも売れなきゃ、宝の持ち腐れ。
毎週、売れ行きは伸びている気?もしないではないが、余るのではとヒヤヒヤ
の毎日である。
だからご注文こちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/
超普通じゃないコシヒカ 76袋/182袋 41% 40袋余る 9月中旬
普通じゃないコシヒカリ 63袋/507袋 12% 7月末売切れ 9月上旬
お得なコシヒカリ 290袋/800袋 36% 100袋余る 9月上旬
ハナエチゼン 1袋/137袋 0% 売切れ寸前 9月初め
ひとめぼれ 13袋/144袋 9% 7月中で売切れ8月下旬
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
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