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林さんちのあぐらぐち物語 2007年 弥生1号
http://www.hayashisanchi.co.jp
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このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2007年弥生1号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
暖冬、暖冬と油断していたら、来ました冬が、、(T_T) それも、かなり遅
れて!今、外は雪です。今年のお天気、どうなることやら。
在庫メーター 空←――――――――――――――――→満
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ ■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□
ハナエチゼン ■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ ■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□
詳しい数字は、メルマガの最後に
2.今週の林さんち・・・・エンピツを舐める決心
農業政策の中で、農業経営への支援策が、平成18年までの対策が変更にな
り、「品目横断的経営安定対策」と言うものに変わった。名前を見ても、さっ
ぱり分からないが、ようするに、今までのように、米に対してのみ、大豆に対
してのみと、言った、バラバラの支援を、品目を横断してまとめて行うと言っ
た意味らしい。でも、あまりにも、手続きが、複雑そうで、乗り気ではなかっ
た。しかし、林さんちのスタンスとしては、農政に対して意見は、言うが、そ
の施策に関しては、ちゃんと従うということを、通して来た。
今回も、出来れば、その対策の申請をしたいと考え始めていたが、なにせシ
ステムが、超複雑。いわゆるこのような申請作業を、林さんちでは「エンピツ
を、舐める」と呼ぶが、舐めるにしても、舌が痛くなるほど、煩雑なのである。
そこで、先日、「サルでも分かる、品目横断の説明」と銘打って、農協で、担
当者に来ていただき、説明を受けた。そこでは、サルではなく、ヒトとしてな
んとか分かるキッカケ程度は、得ることが出来た。そこで、今度は、担当者に
会社に、来ていただき、林さんちの実際のデータを、見せて、シュミレーショ
ンしながら、申請の是非について、相談した。
問題は、林さんちの耕作面積の算定である。この対策で、もらえる補てん金
は、耕作面積が基準になるのである。しかし、先月のメルマガにも、書いたが
http://www.hayashisanchi.co.jp/mailbk/20070103.html 林さんちには、農業
振興区域外の田んぼが、多く、今までは、林さんちの耕作面積には、算定でき
なかった。しかし、今回から、ちゃんと契約書を交わせば、算定されることに
なった。しかし、実際は、かなりハードルが高く、とてもじゃないが、今年度
から、それらの田んぼを、耕作面積として申請することは、難しいと分かった。
しかも、価格が前年度から、下がったお米を作った田んぼしか算定に入らな
いという、ややこしい規則があることも判明。と言うことは、林さんちは、こ
こ何年も価格は、変わっていないので、NGと言うことになる。変わったとす
れば、農協や業者へ出荷した分のみである。結局、耕作面積は、どう多く見積
もっても、実際の半分から三分の一。この耕作面積を基準に、拠出金を、払っ
てそれと国からのお金を合わせて、価格下落分に対応することになる。まあ、
この対策で、儲けようという考えではないので、とりあえず、少ない算定面積
だが、申請に挑戦してみようと言うことになった。
この対策は、基本的に農協へ出荷して、価格下落したと言う前提に立ったも
のであって、林さんちのようなプロ農家で、必死に価格を維持している経営者
には、あまりメリットが無い。しかも、品目横断と言って、大豆にも補てん金
が出るが、こっちは、味噌やネット販売分は、算定されないので、ほとんど蚊
帳の外になってしまう。しかし、逆に考えれば、自分でやれる方は、どうぞ、
そのまま頑張って下さい。という感じなのかなぁ〜と、理解しつつあります。
そしてあくまで、林さんちでは、「補助金はモルヒネ」無茶苦茶、大金をもら
っても、ロクなことに使わないので、良しとします。あとは、社長の私が、少
し頑張ってエンピツを、舐めれば、少しでも社員のボーナスになるかなと、思
っています。舌、大丈夫だろうかぁ、、( ̄○ ̄;)
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3、やっぱり異常気象!
暖冬、暖冬と油断して、ノンビリと畦塗りをして、このまま順調に進むとい
い加減に、外仕事が無くなってしまい、バイトさんを遊ばすことになるかも、
しれないと、いらぬ心配をしていた矢先に、来ました来ました、爆弾低気圧。
しかも、雪を伴っています。おかげで、今週は、外仕事は、ストップで、結局
スケジュールは、タイトな方向へ真っ直ぐら。
かと言って、暇なわけではなく、屋内作業も、たくさんあります。まず、カ
キモチを下ろした後、干していた紐を外します。その後、種類別に、分けてカ
ゴに、綺麗に並べて入れます。とりあえずは、10万枚あるカキモチ全てを、
箱に入れ終わったら、割れずに残ったカキモチの種類の比率を、計算して詰め
合わせの種類別の数を、出します。その時点で、ようやく、本格的に、袋詰め
スタートします。まだ、完全にこの時期は、乾いていないので、カゴの中で、
さらに追乾燥させます。これを、5月まで、雨が降って外仕事が無い時に、少
しづつ行って、梅雨前に、一旦、残った全てのカキモチを、仮詰めして、農協
の保冷庫に、預けて、夏を越します。そして秋に、また引き取って、年末に向
け、また袋詰めして販売します。
次は、大事な大事な、種籾の段取り。種籾は、コシヒカリ、ハナエチゼン、
ひとめぼれ、ゆめみずほ、カグラモチの5種類。これらを、まずは、色別のメ
ッシュ袋に、5キロづつ入れます。この時に、入れる種籾や、色を間違えたら
100年目。今年の米作りは、終ってしまいます。それほど、最初の作業のミ
スは、小さくても、致命的です。だから、慎重に、一品種づつ、ゆっくりと行
います。この5キロのメッシュ袋の色が、種まきの際の唯一の目印となってい
きます。種まきが、されるともう、どの品種かどうかは、穂が出てみないと分
からないので、後は、苗箱に付けたメモ、ハウスの立て札が、見分ける唯一の
方法となります。その後は、トラックに積む際に、チョークでフロントガラス
に、書いた品種名が、見分ける方法になり、最後は、作付け計画書の地図の田
んぼ植えて、完成です。これらも、最初に袋詰めを、間違えれば、オジャンで
す。
そして、今度は、育苗準備。まず、種籾の消毒用プールを、用意、それに、
芽出し用の泡風呂装置を、セット。種まき機械を、整備、種まきした苗箱を、
載せるパレットを並べます。次は、ハウスに、ポリフィルムを張ります。これ
が、一番大仕事です。春先は、風の強い日が多くて、難儀します。昔は、バイ
トさん頼みの作業だったので、風が強くても無理して、バイトさんの多い土日
に、行ってエライ目に、遭っていました。最近は、正社員が多いので、風の弱
い平日に、少しづつ張る作戦に、変えました。それでも、大変なのは、変わり
ません。
その合間を、縫って、畦塗り、そのうちトラクターで、荒起こし作業と、ど
んどん、春本番になって行きます。しかも、PTA、消防、野球も、活動が本
格化して来て、盛り上がりは、最高潮に達して行くのであります。だから、今
の雪は、少しホッとしているのが本音です。やはり、冬が無いと充電期間が無
い状態なのです。でも、あまり積もって欲しくないなぁ〜、、\(^o^)/
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平成18年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 70袋/227袋 31% 9月29日
普通じゃないコシヒカリ 396袋/779袋 51% 9月13日
普通のコシヒカリ 438袋/888袋 49% 9月10日
ハナエチゼン 78袋/243袋 32% 8月26日
ひとめぼれ 124袋/251袋 50% 9月4日
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
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