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     林さんちのあぐらぐち物語 2007年 文月2号
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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2007年 文月2号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言

相変わらず梅雨真っ最中ですが、時々、初夏の爽やかな日もあります。そ
んなチャンスに、穂肥え散布をしています。もう、気分は収穫の秋です。

  在庫メーター     空←――――――――――――――――→満 
超普通じゃないコシヒカリ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ     ■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ハナエチゼン       ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ       ■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□

             詳しい数字は、メルマガの最後に

2.今週の林さんち・・・・怪我の功名・穂肥え散布3回

 普通じゃないコシヒカリに、穂肥え散布を開始しました。穂の赤ちゃんが、
http://www.hayashisanchi.co.jp/mailbk/20070604.html 見え始める時期で
す。しかし、今、使用している有機100%肥料は、効きが実にマイルド。と
言うことは、かなり早めに散布を開始しないと、穂の生育に間に合いません。
いうなれば、リレーのランナーが、バトンタッチの前に走り出すのと似ていま
す。

 この肥料も、昨年から狂牛病や鳥インフルエンザの影響で、牛系や鳥の羽の
いわゆる加工段階で出る残渣の使用を止めて、魚や豚、その他の材料で作られ
るようになって、さらに効きがマイルドになった感じがします。メーカー側は
カタログデータは、変らないので、効果は変りませんよと、言うのですが、使
用した感じは、そうではない気がします。しかし、牛や鳥の羽と言っても、発
酵させてしまうので、影響はないはず。特に、牛系に関しては、誰かに直接食
べさせるのではないのに、なぜ、使用を中止してしまうのかは、疑問が残りま
す。なんでもかんでも、風評被害で、止めちまえ〜!と言うのは、結局、処理
に困った、これらの残渣が、どこかで使われる危険性を高めるだけと感じるの
は、私だけでしょうか?

 とにかく、そんな世の中の流れを、モロに受けつつも、田んぼの中ほどの稲
で、その株の中で、一番長い茎を、根っこから抜き取って、カッターで慎重に
縦に削って行きます。すると、根元近くに、穂の赤ちゃん幼穂(ようすい)が
現れます。このマイルドな肥料を、効かすためには、見えるか見えないかの段
階で、散布しないとダメなので、ジィ〜〜っと見て判断します。地球温暖化が、
叫ばれていますが、今年の石川県は、春先から低温、日照不足で、例年より生
育が遅れています。林さんちも、昨年に比べ二日遅れの散布開始でした。

 しかし、有機肥料は、化学肥料に比べ、非常に軽いのが特徴です。いわゆる
『量・カサ』があるんです。同じ20キロでも、「量・カサ」は、化学肥料に
比べ1.2〜1.5倍あります。だから、背負い式の動力散布機のタンクに、入
りきらず、田んぼの畦を何度も、往復しては補給せざるを得ませんでした。そ
こで、林さちでは、大型タンクを改造して取り付けてあります。それでも、が
んばって入れても25キロが限度。ところが、普通じゃないコシヒカリの散布
量は、10アール当り70キロ。

 実は、一作年まで、10アール当り50キロ散布をしていたのですが、昨年
材料の変更もあって70キロに増やしたのです。ところが、す〜〜っかり、そ
のことを忘れていた私は、25キロづつ2回散布してしまいました。気付いた
時には、すでに遅くて、結局、3回目20キロを散布することにしました。し
かし、やってみると、70キロを2回に分けて35キロで散布する場合、タン
ク満タンでも足りないので、田んぼの途中で、何度も戻ることになるのです。
結局、怪我の功名で、3回散布が、良しとなって、今年は、最初から3回散布
の計画です。

 実際に肥料は、細かく分けて散布する方が、ムラもなく、効果的です。だっ
て人間だって、1日3食です。少しづつが、良いんです。と言う事で、これか
ら7月20日前後にかけて、普通じゃないコシヒカリ、超普通じゃないコシヒ
カリに、肥料散布をして行きます。でも、梅雨の最中、なかなか晴れないので
常にスクランブル発進状態でいます、、p(^−^)q


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3、我田引水で叱られる

 第55回石川県消防操法大会の出場が、決まって、本格的な練習が、7月2
日から開始されました。県大会と地区大会でのポンプ操法の決定的な違いは、
水出しです。消防車が、水を出さないのは、一般の人が見ても妙な光景ですが、
水を出すというのは、実に大変なことなんです。実際の火災現場では、当然、
水を出しますが、その時の水は、用水、消化栓、防火水槽から、吸い上げます。
しかし、大会で行う場合は、特別に大きな水槽を用意して、それを短時間で満
たす必要があります。練習会場でも同様の水槽を用意して水を入れます。と言
っても、消防車で水を吸うと一気に無くなるので、同等の性能を持つ、小型ポ
ンプを使って、用水から消防用ホースを使って入れます。

 昨年、県大会初出場を果たした、我が野々市町第2分団でしたが、これらの
準備で、2週間は、費やしてしまい、しかも梅雨時期の雨の中、焦って練習を
して、選手に風邪をひかせてしまい、実際の練習は、1週間、、(T_T) しかし
今年は、2回目なので、実にスムーズでした。が、しかし!ある日、いつもの
ように、用水から小型ポンプで、水槽に水を入れようとしたら、水が無い!こ
の梅雨時期は、突然の大雨で、水門を閉めることが度々あります。

 あっちゃぁ〜〜と、思っても後の祭。その日は、仕方ないので、ホースを1
0本200m繋いで、遠くの用水から、水を引きました。しかし、こんなこと
を、毎日やっていたのでは、体力が持ちません。そこで、私が、水が来なくな
った用水の上流に言って、止木板(しぎいた)と呼ばれる、水をせき止める板
で、水が来るようにしたのでした。おかげで、近くの用水から、水を揚げるこ
とが出来て、分団員一同、ニコニコで、練習が出来たのですが、、。

 さあ〜ラスト全開で、行くぞ!と消防車に乗り込んだところで、なにやら、
用水の辺りで、騒ぎが、、? 行ってみると、近所の農家の方が、誰やぁ〜!
水を止めたのは?とカンカンになって怒っていました。「あ!済みません、私
です!」と言ったら、さらに油を注いだように怒ってしまいまいた、、( ̄○ ̄;)
聞くと、私が水を止めてしまった下流に田んぼがある方だそうで、それを、完
全に止めてしまったものだから、怒っていたのでした。ごもっともな話で、平
身低頭謝って、よく見ると、知り合いのお兄さんでした。

 練習後、自宅に分団長と謝りに行くと、「こーよーちゃんじゃないの?」と
その方のお嫁さんに言われて、まずはセーフ、、(* ̄▽ ̄*) その後は、この
辺の用水の流れの説明を受けて、大元の大きな用水の水門の場所と、開閉の許
可をもらいました。しかし、我田引水は、注意しなくてはいけません。さらに、
大元の水門の開閉は、下流に与える影響が大きいので、注意しなくてはなりま
せん。県大会に行くと言うのは、ポンプ操法自体より、実は、こんな周りの、
しょ〜もないと思われるようなことを、一つ一つクリヤして行く分団の力なん
だと、2年目で、実感しています。まあ、結果は、操法の神様だけが知ってい
るということかな、、(⌒-⌒)

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     平成18年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 0袋/227袋 0%    9月29日
普通じゃないコシヒカリ 170袋/779袋 22%  9月13日
普通のコシヒカリ    100袋/888袋 11%   9月10日
ハナエチゼン       18袋/243袋 7%   8月26日
ひとめぼれ        60袋/251袋 23%  9月4日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。

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