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林さんちのあぐらぐち物語 2009年 皐月4号
http://www.hayashisanchi.co.jp
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このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2009年 皐月4号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
全ての田植えが、終了しました。4月28日から開始してちょうど1ヶ月で
した。昨年より1日早い終了でした。無事終えることが、出来て関わった方全
てに感謝です。田植えは、やはりお百姓の一大イベント、達成感でいっぱいで
す。次は、大豆の種まきです、、o(^o^)o
**** ハナエチゼン売り切れです。新米は8月下旬発売予定! ****
在庫メーター 空←――――――――――――――――→満
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ ■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ ■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□
ハナエチゼン □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ ■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□
詳しい数字は、メルマガの最後に
2.今週の林さんち・・・・ビッグゴール田植え終了
5月27日、40ヘクタール、約500枚の田植えが終了しました。田植え
に向けて畦塗り開始3月から始まり、荒起こし、代掻き、種まき、育苗、田植
えと、いくつも作業を重ねながら3ヶ月、ようやくゴールです。稲作農業とい
うのは、多くが一年一作で、ひとつひとつの作業にゴールがあると言うのも、
大変良いことだと思います。ハウス張り、種まき、部分作業請負の田植え、品
種ごとの田植えと、それぞれにプチゴールがあって、最後の田植え終了は、1
年の農作業の中でも、かなり大きな感動を伴うビックゴールです。
今年の米作りでの大きな変更点は、中国からのリン鉱石輸入停止による肥料
の成分変更。http://www.hayashisanchi.co.jp/mailbk/20081203.html
従来の成分の肥料の価格上昇率は、40%以上。そこでリン酸分を抑えた肥料
で、価格上昇を抑えたわけです。林さんちの肥料も、化学肥料は、全て変更さ
れました。ハナエチゼン、ひとめぼれ、コシヒカリに関しては、名前が変るだ
けで、そんなに使用法や肥効が変るわけではありませんが、今日、最後に植え
たカグラモチに関しては、今回、大きな変更点がありました。
カグラモチの肥料体系は、オーソドックスな、元肥えプラス穂肥えのタイプ
です。しかし、この元肥えに使用する肥料が、一番価格が高い!さらに穂肥え
も高い!カグラモチ自体が、他のうるち米ほどの作付け面積がないので、今回
の価格上昇に対応が、出来なかったと思います。さらに林さんちでは、元肥え
を、田植え機の側条散布機で、田植えと同時に散布しています。昨年までは、
側条用肥料を使用していたのですが、とても高価で使用できません。そこで、
価格を押さえた普通タイプを使用したのですが、側条用と普通タイプの違いは、
耐水性。場合によっては、雨天でも田植えをするし、肥料散布機の中に入った
まま、田んぼに数日放置ということもあります。そんな時に湿気って固まる危
険があるのです。
背に腹は変えられず普通タイプを選択したのですが、最近の田植え機は、ブ
ロワと言って扇風機で風を送って肥料散布するので、以前の自然落下式とは違
い湿気には強くなっています。さらに私の新型田植え機は、エンジンの熱で温
風を送っているのでさらに湿気で詰まったりしなくなっています。しかし一晩
雨の中、田植え機を置いて行かざるを得ないことがあり、朝、肥料散布機を見
ると湿気で結露していました。幸いそんな事態も想定して全部肥料は、抜いて
あったのですが、それでも肥料詰まりが怖かったです。
そんな高価で危ない肥料を使う体系から、価格の安いタイプの一発肥料を使
うアイデアが、関係機関から提示されました。それは、コシヒカリに使う一発
肥料の中でも、肥料が遅くに溶け出す「新コシヒカリ一発特号」と呼ばれる商
品です。本来コシヒカリに開発されたもので、果たして収量や味が確保できる
のかは、不安でしたが、今年の作付け面積の25%で試験運用してみることに
なりました。カグラモチの穂肥えのタイミングは、非常に難しくて何度も失敗
しています。今回も上手くストライクゾーンに入らない場合も覚悟しています。
しかし田植え機で散布する一発肥料の良いところは、夏の暑い中重い肥料散
布から開放されること。そしてどんな変形田でも、機械の設定で規定量をキッ
チリ入れられることです。林さんちでも、ハナエチゼン、ひとめぼれを作付け
している変形田だらけの市街地で、効果を発揮しています。今回も、大小取り
混ぜて、三角、台形、さらに大き過ぎて肥料が届かない田んぼと、色んな田ん
ぼがある地域に使用しました。しかし、当然、そうなると面積計算がややこし
くて、肥料が足りずに、2回も農協さんに追加注文するはめに。2回目は、職
員さんが、くみあい肥料まで直接取りに行ってくれて田んぼに、届けてくれま
した、、感謝感激。それでも、最後の最後外周1.5周分が足りませんでした。
まあ、それぐらいは、あとなんとかしましょう!田植えの最後は、肥料不足で
グダグダ状態でしたが、それでも終わり良ければ全て良し!特号ちゃん、頑張
って効いてくれよ、、o(^o^)o
↓そんな林さんちのお米はこちら↓
http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/
3、子供達の田植えも終了
林さんちが行っている、小学校1校、幼稚園3園の稲作体験授業の田植えが、
全て終了しました。5月7日に始まる苗見学、代掻き、田植えと、これだけの
学校や幼稚園があると、なんだか毎日、なにかしらやっている感じです。毎日
予定表を見ながら、忘れないように努めています。特に代掻きの時には、田ん
ぼに水を入れてなきゃいけないし、田植えの時には、水を落としておかないと
いけないのですが、その作業をスタッフに指示するのを良く忘れて朝、あわて
て行うこともしばしばです。そうなると時々、水不足だったり、水が多過ぎた
りと言ったこともあります。
子供達の代掻きの後、トラクターで仕上げをするのですが、その前に必ず肥
料を撒いてあげないといけないのですが、これも良く忘れる作業の一つです。
林さんちの農作業自体、いくつもの作業を重複させて行っていて、さらに4つ
の田んぼの作業が、それに重なって行きます。今年は、そのために休憩所のカ
レンダーにも、黒板にも、思いっきり書いて、みんなで毎日確認しあってこな
しました。おかげ様で、今年は、順調に、全ての作業を行うことが出来ました。
それでも、幼稚園の一つで、代掻きの時に水が、多過ぎて子供達が、泳いだ
りして遊んでしまう事態になりました。これは、これで、すごく楽しそうでし
たが、着ていた服が全て、泥染めになってしまいました。もう一つの幼稚園で
は、水が少なくて水を行き渡らせるのに苦労したりしました。まあ、それは、
それで子供達は、勉強になったみたいです。
特に、今年から初めて米作りをする幼稚園があります。この幼稚園は、街中
にあって園児の保護者の多くが、転勤族と聞きました。子供達の言葉使いも、
どこか標準語です。代掻きで、泥の中に足を入れるのも躊躇する子供もいたり
かと言って、本当に楽しそうに走り回る子供もいたりして、初めてならではの
光景が見られました。そしていよいよ田植えの日、子供達と保護者で植え始め
るのですが、なかなか前に進みません。なんたって生まれて初めての田植え経
験。おっかなびっくりで、少しづつ植えて行きましたが、かえって丁寧かつ上
品に、植えることが出来ました。
面白いもので幼稚園にも伝統というものがあり、何年も続けて行くと自然に
身に付いて行くこともあるのです。他の幼稚園も最初は、おっかなびっくりで
したが、今では、自由奔放、大胆かつ大胆!きっと、この米作り初めての幼稚
園も、すぐにそうなると思います。さあ、あとは大胆に植えられて、少し傾き
気味の苗のみんなに頑張ってもらうだけです、、o(^o^)o でも不思議なことに
子供達の植えた苗で育たなかった稲は、今までなかったのです。今年も、きっ
と秋に小金色に稔ることでしょう!
林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/
平成20年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 167袋/374袋 45% 9月24日
普通じゃないコシヒカリ 115袋/515袋 22% 9月12日
普通のコシヒカリ 210袋/659袋 32% 9月12日
ハナエチゼン 0袋/175袋 0% 8月21日
ひとめぼれ 58袋/286袋 20% 9月 8日
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
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