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林さんちのあぐらぐち物語 2009年 神無月1号
http://www.hayashisanchi.co.jp
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このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2009年 神無月1号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
林さんちの稲刈りが全て終了しました。昨年の暮れからの土作りから始まっ
て、まだ雪が降る初春からの作業の結晶です。冷夏で、減収でしたがそれでも
無事終わってホッとしています。次は、冬が来る前に、大豆収穫、土作り資材
散布、暮れ起こしと、時間との競争が始まります。そして、餅つきのシーズン
に突入です、、o(^o^)o
***** 林さんちのお餅が、新モチ米になりました! *****
在庫メーター 空←――――――――――――――――→満
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□
普通のコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□
ハナエチゼン ■■■■■■■■■■■■■■■■□□□□
ひとめぼれ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□
詳しい数字は、メルマガの最後に
2.今週の林さんち・・・・なぜか冷夏で一発肥料の年
今年のカグラモチの肥料体系は、二つありました。一つは、通常の春先に元
肥を入れて、夏に穂肥えを散布する方法。そして二つ目は、一発肥料と呼ばれ
る肥料を春先に一回入れて、それが気温に積算によって溶け出す方法。春先に
肥料を入れる方法は、いくつかあるのですが、カグラモチの場合は、どちらも
田植え機に付けた側条散布機と呼ばれる機械によって植えた苗のすぐ横の土に
入れて行く方法です。しかし、昨年来の中国産リン鉱石の輸出禁止で、肥料が
高騰→http://www.hayashisanchi.co.jp/mailbk/20081203.html 通常の2回
散布の方法では、肥料代が高くなってしまいます。そこで苦肉の策で、リンの
成分を抑えた肥料のある一発肥料体系も、取り入れました。
でも普通のコシヒカリで一発肥料のリスクは、十分知っています。今年のよ
うに冷夏や天候不順の場合、気温の積算で溶け出す一発肥料は、稲の生育のス
トライクゾーンを大きく外す可能性があるのです。実際、平成5年の冷害の年
は、まったく収量が上がりませんでした。そして平成12年には、猛暑の夏バ
テで胴割れ米(ヒビ入りお米)や古米臭米(暑くて酸化米)が出来てしまいま
した。普通のコシヒカリの場合は、これらのリスクを防ぐために、二発肥料?
つまり、本来一発で使用する肥料を、半分春先に人力で撒いています。こうす
ることによって、土作りされた田んぼの地力も使って育つのです。
そこで怖いので、10ヘクタールのうち4ヘクタールを、一発肥料体系でテ
スト栽培してみました。この4ヘクタールは、人力で散布するのが困難な変形
田や大区画田を、選択しました。そして迎えた2009年は、冷夏の年でした。
ところが、せっかく稲の幼穂の様子を見ながら肥料を散布したのに、通常の肥
料体系の田んぼは、肥料のムラが大きくなってしまいました。どうも冷夏で、
少しでも肥料が重なったり多かった所の肥料を、持て余してしまったようです。
ところが逆に、冷夏に弱いと思われていた一発肥料体系の田んぼが、実にナ
イスな稔りでした。まさしく黄金色とは、このことです。しかも、いつもは、
変形田や大区画の田んぼは、肥料ムラが酷くなるのですが、田植え機で散布し
ているので、肥料ムラは、ほとんどありませんでした。刈っていても、サラサ
ラした感じで、優しい出来です。その分、収量は、少ないようでしたが、籾摺
りをしてみるとクズ米が少なくて結局は、通常の体系と変わらないのです。
そういえば、一発肥料を使用した、普通のコシヒカリの収量も今年は、良か
った。どうも2009年は、なぜか一発肥料の年でしたね。そこで、じゃあ来
年は、全部、一発肥料体系に!と一瞬思いましたが、スタッフから今年だけの
現象かもしれないので、待ってと言われました。来年も上手くいくようであれ
ば、また考えることにします。コシヒカリは、どちらかというと、収奪型の地
力を全て使うタイプですがカグラモチは、古いタイプのお米でその辺は、割り
とアバウトなのかもしれませんね。
↓そんな林さんちのお米はこちら↓
http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/
3、ソーラー発電初回報告
ソーラー発電の9月分のお知らせが来ました。合計151,483円也!9
月分には、稲刈り時期のライスセンター稼動分7万円分が、上乗せされている
ので、いつもより多いですね。そして、我がソーラーパネルが、発電を担って
いる電気は、加工場の100ボルトです。昨年の買電量は、1477kwh、
今年が、688khwなので、前年比47%の使用でした。つまり半分は、ソ
ーラー発電でまかなったことになります。肝心の電気量ですが、昨年3万5千
円、今年は、18,774円と基本料があるので、簡単に半分とは行きません
が、差額で1万6千円ほどはあるようです。
この「ほど、、」っていうのは、探しても昨年の明細がなかなか見つからな
かったのです。このメルマガを書いてから気合を入れ直して探すつもりですが
つまりは、電気使用量についていかに無頓着だったかが分かります。しかしソ
ーラー発電をしてからは、やたら気になるようになりました。もはや節電の鬼
です!そして売電の方ですが、662khw13,485円也、自給率97%
ということです。まあ、買電と売電の差、3万円がお徳だったようです。でも
毎月このペースとしても、元を取るには22年かかる計算。近々売電価格が2
倍になったとすると15年で元が取れます。
しかしこの9月のソーラー発電の稼ぎ時に、思わぬ敵が現れました。それは
「ハシカ」です。ハシカって方言だと思いますが、稲や籾に付いている細かい
毛のことです。これが乾燥機や籾摺り機から籾殻と一緒に、大量に出ます。こ
のハシカが、秋の間は、そこらじゅうを白くしています。この時期の農家の屋
根や車は、真っ白けです。まあ、近所の方には、お米やお餅を配って堪忍して
もらっていますが、そりゃもう大変なものです。予想は、していたのですが、
やはりこの「ハシカ」がソーラーパネルを白くしてしまい発電量が落ちてしま
いました。
実は、今までの最大発電量9.34kwhは、ソーラーパネルを設置した初
日で、それ以降これを越すことはありませんでした。発電量は、ハシカが付く
と20%ほど低下するようです。しかし、時々発電量が復活する日があります
が、それは、前日に激しい雨の降った日です。それでも、最近では多少の雨で
は、復活しないので9月30日に激しい雨が降った日に、モップを持って屋根
に上がりソーラーパネルを拭きました。ソーラーパネルを、踏めば10数万円
のパネルが破損するので、枠の上にそ〜っと足を置いての作業は、大変です。
でもその甲斐あって翌日、9.27kwhと復活しました、、\(^o^)/
まあお金の元が取れるとか取れないではなく、二酸化炭素の元が取れるかど
うかで購入したので、まあ電気代の話しは、二の次のはずでしたが、やはり最
近は、電気使用量の明細を心待ちにしている林さんちです。そして元が取れる
ということでは、なんと新エネルギーなんとかの税制対策で、ソーラーパネル
の経費が、1年で一括処理できるのです。本来なら820万円を償却17年で
ちまちま50万前後で、償却費として処理しなくてはならないのですが、これ
が、ボ〜〜ンと一度に出来ちゃうのです。
林さんちの期末日は、8月31日、ソーラーパネル完成が、24日。おお!
今期で使えるじゃないですか!林さんちは、黒字を出して税金を払うのが基本
と思っていますが、どうも今期の黒字が、ちょっと大きくて会計士さんが悩ん
でいました。原因は、肥料、燃料、人件費の高騰です。稲刈りをしない青立ち
稲の評価が、その分増えてしまい冷夏で不作にも関わらず、8月31日時点で
は、思わぬ黒字になってしまいました。まあせっかくなので、今回は、この制
度を使わせてもらって浮いた分は、工場の増改築の返済に充てます。あと8日
に台風が来るようですが、実は、ソーラーパネルが、またまた綺麗になると期
待しています。でも逆に、何か飛んできて穴でも空いた日には、最悪だし。や
はり台風は、どこかに消えて欲しいかも〜〜、、(* ̄▽ ̄*)
林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/
平成21年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 335袋/360袋 93% 9月25日
普通じゃないコシヒカリ 429袋/490袋 88% 9月15日
普通のコシヒカリ 589袋/647袋 91% 9月15日
ハナエチゼン 192袋/243袋 79% 8月28日
ひとめぼれ 212袋/231袋 91% 9月 8日
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
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