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林さんちのあぐらぐち物語 2010年 如月3号
http://www.hayashisanchi.co.jp
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このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2010年 如月3号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
そろそろ田んぼの申し込み書も届いて、いよいよ春作業の準備にかかり始め
ます。しかし、都市部のお百姓さんの林さんちでは、田んぼが新しく増えたり
無くなったりと、変化が激しく、田植えのギリギリまで変更の嵐です。まさに
その嵐の中への突入開始といった感じです、、o(^o^)o
************* 糀予約開始 *************
糀1キロ900円にて、予約受付します。注文は、備考欄に糀希望と書かれ
るか。info@hayashisanchi.co.jpに、メールをください。発送に関しては、予
約順に順次発送となります。
在庫メーター 空←――――――――――――――――→満
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■□□□□□□□□
普通のコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■□□□□□□□
ハナエチゼン ■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□
ひとめぼれ ■■■■■■■■■■■■■■□□□□□□
詳しい数字は、メルマガの最後に
2.今週の林さんち・・・・超レア日本酒・ichi椿
我が町、野々市では、町の花である椿から採取した酵母で、「ichi椿」
という日本酒を作っています。使用する酒米は、林さんちの近所の「三納農産
」で生産した「五百万石」。そして酒造メーカーは、これまた近所の中村酒造
株式会社。その工場へ2月9日、野々市町稲作受託組合の総会の際に、見学に
行って来ました。しかし中村酒造というより「日栄さん」と呼ぶほうが、近所
の私達には、分かり易い。日栄さんは、ずいぶん前、私が子供の頃から工場が
あり、しかも周りをグルっと囲むように、林さんちの田んぼがあります。そん
な当たり前のように存在していた日栄さんですが、実は、中に入るのは初めて
でした。
見学に行ったのは、午後だったので、杜氏さん達は、作業を終了していまし
た。聞くと朝5時には、作業開始だということです。でも、この時期、仕込み
で大切な時期なので、逆に邪魔せずにゆっくり静かに見学できたので良かった
です。私も、年末の忙しい時期に、餅加工の見学なんかに来られたら大変です。
工場の入り口で、白衣に着替え、履物を替え、頭にメッシュの帽子をかぶって
中に入りました。一歩、中に入ると、お酒の香りがして呑んべえには、たまら
ない雰囲気でした。
中に入ると直径2mほどの円形の金属製のセイロがありました。1セイロに
350キロの酒米を入れて蒸します。これが3段で1セット。これが2台あっ
て一度に2トン程を蒸米出来るそうです。別の酒造工場を見学した時は、ベル
トコンベアを流れながら蒸米していたので聞くと、それは連続蒸米機というそ
うです。連続蒸米機だと、大量生産向きでセイロで蒸米すると、お酒の種類ご
とに細かく分けることが出来るので都合が良いのだそうです。そして巨大な送
風機があり酒米を冷やし一部の酒米は、暖かい室へ行き麹になります。直系5
mほどの攪拌機がありました。高級酒用の昔ながらの手で掻き混ぜる室もあり
ました。
ここまで来ると、林さんちのお餅や味噌糀を作るのと、全てが大きいだけで
まったく同じだと言うことに気付きます。そして味噌と同じように、麹と酒米
をまぜて発酵をさせます。ちょうど「ichi椿」用のタンクで発酵中でした。
ここであることに気付きます。直径2m高さ4mほどの大きなタンクですが、
高さも容量も、全てのタンクの数字が違うのです。聞くとタンクは溶接で手作
りするので1個1個違う大きさになり、酒税法で、正確に寸法を表示しなくて
はいけないので、微妙に違ってくるとのことでした。一度作ってしまえば何十
年も使うタンクなので量産品ではないことが納得できました。ちなみに高さが
30mm前後、容量で2400Lで50L前後のブレがあります。
いろんな工程(聞いたけど忘れた)を経て貯蔵タンクに入れます。高級酒は、
冷房の効いた中の倉庫に、それ以外は、水冷式の冷却タンクで屋外で1年から
2年熟生をします。熟生をすることによって円やかな味になるそうです。ちな
みにichi椿は、限定300ml五千本472円で、販売されます。問い合
わせは、野々市町産業振興課・商工振興担当(TEL 076-227-6082)ですが、発
売開始は、3月20、21日の野々市椿祭りです。林さんちのお餅やカキモチ
販売の横で、売っています。すぐに売り切れるらしいです。私も、町の会合で
舐めた程度の貴重品です。しかし日栄さんの見学で一番感じたのは、こんな近
くで、こんな伝統的なお酒作りが営々と行われていたことです。勉強になりま
した、、(⌒‐⌒)
↓そんな林さんちのお米はこちら↓
http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/
3、我が町もなかなか!
2月14日のバレンタインデーに、野々市消防署で、救急救命講習を受講し
ました。消防団員は、2年に1度受講するようになっています。PTAでも何
度も受講しているので、10回以上は、受講していると思いますが、それでも
命に関わることなので、毎回、新鮮かつ真剣な講習になります。さらに真剣度
合いが増したのは、http://www.hayashisanchi.co.jp/mailbk/20090901.html
忘れもしない昨年の8月30日の消防署においてのポンプ車訓練時に、目の前
で心肺停止そしてAEDでの蘇生を目の当たりにしたことでした。しかも講師
の救命士さんは、まさしくその時、AEDを操作した方でした。
そんな中、冒頭の講話の中で、野々市町の救急車の到着の早さ、救命率の高
さを話されました。野々市町は、コンパクトな町なので、全国平均の6分以上
より1分以上早く到着出来るのと、最近は、重複救急出動により不在の救急車
の代わりに、ポンプ車で駆けつける連携出動も行っているとのこと。最初の頃
は、なんで消防車が来たの?と言われたが、広報活動を通じ、認知されて来た
ということです。
さらに、一昨年1300件以上の救急があったが、広報活動を通じ、無駄な
出動が100件以上減ったとのことでした。それでも、重複救急出動で100
件余りを、近隣市町村の救急車にお願いしたそうです。未だに、救急車をタク
シー代わりに使う方が、後を絶たないのは残念です。無線を聞いていると、そ
んな時に限って、重大事故で救急要請があるのです。救急車は、呼ぶべき人が
躊躇して、呼ぶべきじゃない人が、簡単に呼ぶ傾向がありますね。ちなみに、
私も2回乗っています、、済みません、、m(_ _)m
救命士さんも、これまで、30人以上の心肺停止状態の方を搬送したが、そ
のうち通常の生活に戻ったのは、昨年のおじいちゃんと高校生の2名、え〜た
ったの2名!と思わないでください。この数字は、これでもかなり高いのです。
それほど心肺停止状態からの蘇生は、難しくさらに後遺症もなく、完全に戻る
のは至難の業なのです。しかし心肺停止状態の方を目の前にして、多くの方が
笑えないトンでもない間違いを犯しているのです。まず心臓マッサージを指導
したが、なんと現場に行くと、ただ胸をさすっていただけだった!
そこで今は、心臓マッサージではなく「胸骨圧迫法」と呼んでいます。人口
呼吸が出来なくても、これさえなんとか続けてくれれば蘇生率は上がります。
ところが、ほとんどの方が、救急車の到着で安心して止めてしまうそうです。
いくら玄関に救急車が到着しても装備と担架を持って、傷病者のもとに到着す
るには、1分はかかります。1秒でも多く心臓を動かし血液を脳に送らねばな
らないのに、それは致命的です。
ところが1度でも、救命講習を受けた人は、見よう見まねでも出来るそうで
す。「中学生の孫が、学校で習ったおかげで、おばーちゃんに胸骨圧迫を施し
助けた」「プールで心肺停止した生徒を、たまたま前日受講した先生が助けた」
という話しを以前聞きました。そして野々市町の救命講習受講者は、人口5万
人に対し8千人だそうです。この数字もかなり高いそうです。高度医療が出来
る病院が、救急車で10分以内に複数あるのも地の利です。こうやって見ると
なんの変哲もないように見える我が町野々市も、なかなかのものです。
そうやって感動の面持ちで、3時間の受講もあと10分となり応用編を、行
っていると、署員の方が「第2分団さん、火災ですよ」と教えてくれました。
全員、目が丸くなったのは一瞬、そこから先は、いつものように自動で体が動
き火災現場に急行でした。もう長くなったので続きはブログにてよろしくお願
いします。http://blog.goo.ne.jp/k-o-y-o-3569/d/20100214 皆さん、まだ
まだ寒い日が続きます、、火の用心!
林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/
平成21年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 228袋/360袋 63% 9月25日
普通じゃないコシヒカリ 296袋/490袋 60% 9月15日
普通のコシヒカリ 422袋/647袋 65% 9月15日
ハナエチゼン 131袋/243袋 54% 8月28日
ひとめぼれ 156袋/231袋 68% 9月 8日
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
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