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林さんちのあぐらぐち物語 2003年 睦月1号
http://www.hayashisanchi.co.jp
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このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 睦月1号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
...明けましておめでとうございます
2.「ノギスとカキモチ」
...見事ロケット発射成功?
...寒の水とカミナリ
...0.1ミリ単位
...仏壇とカビ
3.林さんちの田んぼの様子
...真っ白い世界
...雪どかし
4.最近のスタッフの様子
...充電中です
5.林さんちのホームページ //☆ 新情報 //☆
...せっかくだからお正月用のコンテンツ
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●巻頭言です m(_ _)m
明けましておめでとうございます。私にとって、20回目の米作りの2003
年がやってきました。毎日作っているものなら、毎日工夫し進歩して行きますが、
米作りは、一年に一回。気候も、毎年違うし、毎回が、とても大切な年になりま
す。さあ〜今年は、どんな年になるのでしょう。
林さんちのスペシャルアンケートを開始しました。プレゼントもあります。
http://www.llell.com/an/ 詳しくは、メルマガの最後で。
「ノギスとカキモチ」
○ロケット発射成功?
林さんちのもちつきは、さながらロケット発射です。1500万円分の2万個
の商品を、年末4日間でほとんど、売り切るのです。その為の、商品の準備に1
ヶ月を要し、貯めに貯めた商品を、林さんちのお店、スタッフによる配達、We
b通販、スーパー各店に向け、飛ばします。社員さんだけでなく、かつて学生時
代バイトをしていた連中が、スーパー助っ人として、全国から集まって来ます。
総勢20名が連携を取りながら、大胆にしかも緻密に動き、大晦日までに完璧な
着陸を演じます。
2002年の売上は、前年並でしたが、このご時世、当たり前のように、ちゃ
んと買っていただけるのは本当に嬉しいことです。一番、嬉しいのは、「林さんち
のお餅じゃないと食べれんがや」と良く言われることです。来年も変わらぬ味を
目指し精進します。
○寒の水とカミナリ
1月4日から、寒の入りになります。この時期の水を使って、食べ物を作ると
なぜだか、腐らないと言われています。林さんちでは、特に味噌は、山へ行って
http://www.hayashisanchi.co.jp/diary-h/data/hiro/h200202.htm(2/15参照)
霊水と呼ばれる水を汲んで使用しています。本当にいつまで経っても腐らないの
は不思議です。一説には、山に落ちたカミナリが、水の分子をクラスター化、つ
まり細かくして水の能力を高めるからと言われています。特に、白山水系は、か
つて噴火した際の火山灰に含まれる金属が多く、良くカミナリが落ち、しかも広
がりが大きいので、よりその傾向があるそうです。
林さんち近辺でも、冬にカミナリが良く落ち、しかも、土に金属質が含まれて
いてとても広がるので、避雷針があっても、広範囲に渡って被害が出ます。林さ
んちも、井戸水を使っているので、寒の水の能力は高いのです。こんな、水を使
って作った、究極の味「林さんちのカキモチ」の仕上がりは、3月中旬です。お
待ち下さい。
http://www.hayashisanchi.co.jp/unchiku/020705.html(カキモチについて)
○0.1ミリ単位
林さんちのカキモチの切る幅は、4.2ミリです。これは、ノギスと言って、
20分の1ミリまで測れる特種な道具をで計りながら、とぼ切りカッターで切り
ます。これが、0.1ミリ厚いと、乾燥出来ず焼くと芯が残ります。薄いと、今
度は割れます。林さんちのカキモチは、良くあるいわゆる「つなぎ」を一切使用
していません。山芋、大豆の粉、米粉、砂糖等々を、入れると一気に強度は増し
作り易くなりますが、焼くとすごく膨らみ、食感がお子様せんべいのようになり
ます。これはこれで好きな方いらっしゃいますが、林さんちはあくまでも、昔懐
かしいシンプルな味を追求しています。中には、ようやく昔おばーちゃんが焼い
てくれた味に巡り合えたという方もいました。
○仏壇とカビ
そんな、林さんちのカキモチ。何が究極と言って、その製造の歴史にあります。
最初、カキモチを作ろうと考えた時に、どこに干そうかという議論になりました。
そう言えば、昔は縁側に干してあったと思い出し、それに近い場所として、家の
奥座敷を使用しました。
ところが、昔家族で作ったのと違い、総重量2・5トン余りを、座敷の鴨居に
渡した角材に吊って干すと、なんと重みに耐えれず、部屋全体が下がってしまい
ました。しかも、所狭しと吊ったので、湿気がこもりカビが発生したのです。
ひどい年は、カキモチが全部かびてしまい、一枚一枚拭いて売りました。しか
し、こんなカビ臭いものを売った時点で、今では、信じられないことですが、当
時は、「こんなに苦労したんだ。なんとか売ろう」という一心でした。
そして、ようやく干し終わって、奥の仏壇を開けて見ると、ビックリ。湿気で
金箔が剥がれ、見るも無残な姿。結局、美川仏壇さんにお願いして修理しました
が、200万円位かかりました。ただ、勉強になったのは、仏壇って、本当に火
事の際は、一人で担げる重さで、真後ろの家の壁は、薄い板塀になっていて、い
ざという時は、壊してそこから運び出せるのです。しかも、分解式になっていて
パーツ別に修理出来るという優れものでした。
開発費用も高額なカキモチは、生まれながらにして究極だったわけです。今で
では、ライスセンターの天井に干し、通風も加えながら完璧に仕上げています。
最初からそうすりゃ良かった、、、。
次回「国道を走ることが、出来る百姓を目指し」
● 林さんちの田んぼの様子
○ 真っ白い世界
最近は、暖冬でなかなか、真っ白い白銀の世界とは行きませんが、出来る限り
雪が田んぼにある状態が続いて欲しいと思っています。早くから、田面が出ると、
春先、草がとても生えるのです。天然の除草効果と言うところでしょうか。
○ 雪どかし
林さんちの近辺では、除雪のことを、「雪どかし」と言います。「雪かき」「雪す
かし」「雪掃き」と色々表現がありますが、石川県のこの辺の雪は、湿気を含んで
重いので、雪を「どかす」と言った表現になるのでしょう。ちなみ、除雪の時は、
スコップで四角いブロック状にして、遠くへ投げます。
●最近のスタッフの様子
社長=正月早々、出初式や出張、講演と飛び回ります。
専務=カキモチを作る段取りをします。職人技です。
中村=専務とペアで、カキモチ作りです。今では、社長より上手い?
あんち=カキモチ編みと、味噌作りです。手回しのミキサーで、筋肉が、、、
●林さんちのホームページ 新情報 (^_-)-☆
○林さんちのスペシャルアンケートを行います。
林さんちの古くから知り合いの大学の先生に、学生さんの卒論で使いたいので、
林さんちにアンケートを書いてもらえないかと頼まれました。しかし、あまりにも良
く有りがちな、学生さんのWeb通販に関するアンケートだったので、せっかく
なら、Web上でデータを取ろうと提案しました。
そしてついに、プロバイダーさんには苦労をおかけしましたが、林さんち初の
オンラインアンケートが完成しました。
林さんちスペシャルアンケート→http://www.llell.com/an/
1月31日まで、お答えの方から5名様に、お得なコシヒカリ白米5キロをプレ
ゼントします。ドシドシお答え下さい。
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
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