「令和7年産の稲刈り開始!」2025年葉月3号

 ついに稲刈りが始まりました。まずは、林さんちの一番打者ハナエチゼンから刈り始めましたが品質は、猛暑にも関わらず良好で安心しました。問題は、収量ですがこれは、刈り切ってしまわないと分からないのでドキドキしています。そして令和7年産のお米の価格を約20%ほど値上げすることにしました。これまでお得意様価格として据え置きしていましたがスーパー価格よりあまりにも安いのと肥料農薬費、燃料費、人件費。特に送料負担が大きくてお客様と折半で価格に載せさせて頂きました。これからどんどん新米を販売して行きますがご理解ください。

1、令和7年産の稲刈り開始!

 8月15日のお盆に林さんちの一番打者ハナエチゼンのテスト稲刈り。翌日にテスト籾摺りをしましたが品質は、良好で安心しました。あとは、豊作であることを祈るのみです。このテスト稲刈り&籾摺りは、コンバインと乾燥施設のクリーンアップのためでもあります。まず昨年の稲刈りで最後に刈ったのがカグラモチなので掃除をしたと言ってもどこかに残っているかもしれないのでテスト稲刈り&籾摺りでわずかな籾で中を通すことで残ったカグラモチや1年間の間にたまった異物の除去をします。もちろん機械の不具合がないか本格的な秋作業の前に確認する意味もあります。以前どうしても天気と日程的にテスト稲刈り&籾摺りもそこそこにすぐに本格的稲刈りを始めたらそんな時に限って選別機でトラブルが発生。修理をしようにもお盆でメーカーも休みでしかも刈り取った籾が後につかえて来るしで大変でした。刈り取った籾は、数時間以内に乾燥し始めないと高水分で発酵して真っ黒の「焼け米」になってしまうので焦りました。なんとかスーパーメカニックの機転でしのぎましたがそれからは、必ず別日で余裕をもってテスト稲刈り&籾摺りをすることにしています。さあこれで自信を持って全開稲刈りが出来ます!

 8月16日に黒崎海岸の浜茶屋「入りのや」に石抜き米を配達しました。「入りのや」の堂下夫妻は、普段は、山ん中たまごの養鶏農家で夏は、浜茶屋経営をしています。夏以外は、堂下くんが林さんちへ石抜き米を取りに来てくれるんですが夏は、浜茶屋経営で忙しいので私が運んでいます。入りのやのある黒崎海岸は、周りを絶壁に囲まれたまるでプライベートビーチ。さらにここで出される料理がどれもこれもメッチャ美味い!特に私のお勧めは、白い天津飯。林さんちのお米を食べた鶏の卵の黄身は、白いんです。すると天津飯も白い!そして目の前の海から採れたての岩ガキ、サザエ、アワビも食べれてもうパラダイス!ぜひ行ってみてください、、\(^o^)/

林さんちの一番打者ハナエチゼンの稲刈りテスト・黒崎海岸「入りのや」に石抜き米を運び込みした・2025
https://youtu.be/1iK478B85v0

林さんちの一番打者ハナエチゼンのテスト籾摺り・品質バッチリだが問題は収量です・2025
https://youtu.be/agFWmudlcYI

2、一般の方が知らない仮渡し金って?

 そろそろ仮渡し金提示の時期、、でもこのシステムって国民の皆さんは、知らないと思います。実は、JAに農家は、お米を売っているのでは、ありません。JAは、手数料を取って委託販売しているに過ぎません。だから売れるまで時間が掛かるので概算金として大体の金額を農家に支払い。ほぼ1年後に共同計算と言って実際に売れた金額を追加で支払うようになっています。さらにJAに供出を予約すると概算金の一部が6月に予約金として農家に支払われます。そのおかげで春の田植えで運転資金がショートした6月に予約金が入ってそれで春の資材費をなんとか支払えた。ってことは、秋に新米を供出してもその差額しか入らない。そしてまた春にショートと自転車操業を続けていた。平成8年に米自由化でネット通販や店頭直売を始めたら予約金が入らず。運転資金を借り入れながら数年。運転資金ショートの時期をどんどん遅らせてようやく一周して内部留保で回せるようになった時は、嬉しかった。この時期になるとそんなことを思い出します、、d( ̄^ ̄)

トラックダンプを積載して稲刈り準備・そろそろ仮渡し金の時期だけどどうなるんでしょう?・2025
https://youtu.be/l9vEQ7_SAvk

雨がまだまだしつこく降って能登に被害が!・熱中症対策の貢物が届きました・2025
https://youtu.be/uSWjh1X8pUI

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