雨無しの日が何日続いているのか?もうそれすらも忘れるくらいの猛暑が続いています。林さんちの田んぼは、霊峰白山の雪解け水があるので大丈夫です。それでも水の来ない田んぼがあって枯れそうになって危なかった。そして草との戦いは、相変わらず続いていますが突然の強敵が出現して大変でした。
1、禁断の熱中症アラート中のテデトール出動
ここ数年の猛暑で通常は、生えて来ない草が稲より伸びて大変なことになっています。草は、稲が伸びて影になると光合成が出来ないので生育しません。ところがあまりにも強い日射で稲の隙間からの日光で生育を続けて最後は、稲より伸びると一気に繁茂してしまいます。林さんちでは、そうならないように注意していて場合によっては、危ないと思った初期の段階で除草剤で叩くようにしています。それでも生えて来る草にもなるべく初期段階で手を打つようにしていますが作業請負の稲刈りの田んぼは、お客様の管理。すると高齢化が進み体調を崩したり代替わりしたご子息が管理が分からず草ボウボウにしてしまうことが多くなりました。その度にみんなで草取りに入ってテデトールをします。それでも取り切れないと判断して放棄した田んぼも何枚もあります。それほど最近の猛暑で生える草の勢いが凄まじい。
今回もお客様からオニビエで草ボウボウになってしまったとの連絡がありました。確認をすると5枚中1枚は、もうジャングルでとても手に負えそうにない。そして残り4枚は、なんとかテデトールをすればなんとかなるレベル。しかし林さんちの社員にこの猛暑にテデトールは、どうしてもさせたくない。造園屋さんやシルバー人材センターで頼めないかと言ったけどどうみても無理。そこで社内で相談した結果、翌日に朝イチに1時間だけやれば取れるとの意見で突入決定。でも暑いのは、分かっているので全員熱中症対策アイテムを装着して突入しました。私は、水冷式のスーパークールチョッキを装着してさらにOS-1を持参して万全の体制で臨みました。しかしここで作戦ミス、、一番草が酷い田んぼを後回しで軽度の田んぼから入ってしまった。みんなそれでも1時間くらいで完了出来ると思ったのだろうが草が少ないと言ってもテデトールに時間がかかる。結局、酷い田んぼに入ったのは、1時間後。そこからは、まったくテデトールが進まず3時間近く経ってしまった。その頃には、体調がヤバイ社員さんも出て来た。そこで社長判断で昼まで30分を切った時点で残りは、縄文時代の稲刈りみたいにオニビエの穂だけ刈ることに。もちろん株が残ってるとまた生える可能性もあるが命には、代えられない。結局、最後は、やっつけ仕事になったが少なくともコンバインは、入れられそうになったのでホッとしています。
禁断の熱中症アラート中のテデトール出動・ライスセンターがLED化でメッチャ明るくなった・2025
https://youtu.be/78CSqtO7H3I
2、野々市じょんからまつりでハシゴ登りを披露
猛暑で稲が激しく光合成をすると田んぼの養分が足りなくなってチッソ飢餓になります。そこで関係機関から追肥の指示があるのですがこの時期に追肥をするとまず食味が落ちます。さらにこの暑さで動力散布機を担いでの追肥は、したくない。だから林さんちでは、追肥は、ここ30年は、してなかったのですが稲刈りの順番で最後に刈る予定のカグラモチの生育が順調でどんどん稲刈り時期が早まってしまいました。稲刈りでモチ米をうるち米の間に挟むとコンバインと乾燥施設の掃除を何度もしないといけなくなります。そこで息子の夢太くんが考えたのが「流し込み追肥」。以前からあった技術ですが入水口からの流水で田んぼ一面に肥料を行き渡らせることには、懐疑的でした。でも登熟を遅らせて稲刈りを後半にズラしたいので大規模田で液肥タイプを散布。変形狭小田は、ポーションタイプいわゆる粉の流し込み追肥をしてみました。でもチッソ分1キロと追肥で散布した4キロに比べ少なかったので今のところムラは、少ないように感じています。来年は、紙マルチ栽培の大規模田で有機肥料の流し込みで穂肥を散布してみたいと思います。この猛暑での肥料散布という重労働軽減に向けていろいろと試して行きます。
コンバインER471のドライブスプロケ交換・流し込み追肥化成らくらくでカグラモチに追肥・2025
https://youtu.be/8DuDMGtt644
早朝出勤でいきなり軽トラ脱輪でレスキュー・水不足の田んぼに水が来ました・2025
https://youtu.be/KuVlokxvZYM
塩ビパイプを使ってクローラー装着してみたらメッチャ良かった・流し込み液肥のムラをドローンで確認した・2025
https://youtu.be/DQ8SqqotcGg
草刈り機の排気ポートにカーボン詰まってエンジン不調・コンバインに短期弁護士特約付きの保険加入・2025
https://youtu.be/KJ1DeVZEy2A
8月2日(土)に野々市じょんからまつりでハシゴ登りを披露しました。これに向けて何カ月も前から登り手は、練習して来て持ち手は、7月30日に全員集まって練習しています。かれこれ10数年前からハシゴ登りを披露しています。私も何度も登り手として参加して来ました。でも5年ほど前までは、会場出入口の警備まで消防団でやっていたので大変でした。しかも野々市じょんからまつりと石川県消防操法大会と重なることが多く我が野々市市消防団第2分団が出場した年は、本当に大変でした。早朝から石川県消防操法大会に出場してお昼に速攻で野々市じょんから会場で警備について途中からハシゴ登りを披露。ハシゴ登りを終えたらまた交代で22時まで警備。今考えても地獄でした。でも5年ほど前にあまりにも消防団の負担が大き過ぎるので警備は、外注することになりました。これでハシゴ登りに集中出来るようになって助かりました。そんな歴史のある野々市じょんからまつりでのハシゴ登り披露に今では、分団長を引退していますがまだ指導者としているので応援に行きました。指導した後輩の見事な演技を観て満足して帰りました。これからもこの伝統の技が続くことを祈っています。
トラクター2台を秘密兵器へ格納・野々市じょんからまつりでハシゴ登りを披露・2025
https://youtu.be/UzKt0C7IWp8

株式会社 林農産
昭和63年4月1日設立
〒921-8833 石川県野々市市藤平160番地
米、大豆の生産、農作業請負、餅加工販売、味噌加工販売を行っています
23世紀型お笑い系百姓をかかげ未来の子供たちのために楽しく農業をしています